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WEEKLY “N”|T医師のひとりごと|すずかの気ままにDO!
 
第14回●2004年3月

「糖尿病について」

 

 だんだん暖かくなって、もうすぐ桜の咲く頃になりました。
先日、糖尿病のセミナーに行ってきました。糖尿病は、膵臓から分泌される血糖を調節するインスリンというホルモンの働きが不足したり量が足りないことによっておこる病気です。

庭の花
 

  平成14年の糖尿病実態調査によると、糖尿病が強く疑われる人は約740万人。糖尿病の可能性を否定できない人を合わせると約1,620万人です。つまり日本人の10人に1人以上が糖尿病の可能性があるということなのです。

大きく分けると2つのタイプがありますが、95%以上は、40歳をすぎてから、生活習慣・肥満や遺伝が関係して発症する2型(インスリン非依存型)糖尿病です。

初期には、自覚症状はほとんどなく、高血糖が続くとのどが渇いたり、尿の回数が多くなったり、体がだるくなったりしてきます。糖尿病がおそれられているのは、高血糖の状態が長く続くと全身の血管や神経に影響がでてくるためです。眼(網膜症)、腎臓、神経障害(手足のしびれ、立ちくらみなど)、感染症(他にも傷が化膿しやすい)、血管障害(脳・心臓・足の動脈硬化など)、脳梗塞・心筋梗塞など多くの合併症が知られています。
治療は、食事療法と運動療法が基本で、必要に応じて内服薬やインスリン注射などの薬物療法が行われています。

 私は日頃、こんな話を患者さんにしているのですが、私自身肥満傾向で知識と行動が一致せず、説得力に欠けるのが悩みです。(^^;)
糖尿病の食事療法は、肥満対策にもなりますので、みなさんも可能な範囲で実行してみて下さい。簡単な注意としては、腹八分目にすること、食事は3回規則的に均等にとる(まとめ食い、ながら食いをしない) 偏食をしない(薄味に慣れる 揚げ物は避ける…週2回程度) ことなどです。



 
 

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