第1回●2002年10月28日(火) 「頑張れ、スキップ!!」
   
 

私は、現在個人事業者であり、高知工科大学大学院 起業家コースの学生であり、母だったり妻だったりNSPのファンだったりするわけですが、これらのいくつかがリンクすることもあります。

みなさん、“スキップ”ってご存じですか?イオン高知には、オープン以来スキップという、障害者や高齢者の専任お世話係の方が二人います。このお二人はご縁をいただき、私が仕事で関わりプロとして養成した方々です。優しくて気配りができる、すばらしい女性です。

実は私の高1の長女は脳性麻痺で、1種1級の障害児です。口は結構達者なんですが、手も足も不自由です。買い物に行くときには必ず家族の介助が必要ですが、イオンならスキップのお二人がいますので、介助をお任せすることができ、大変助かっていました。
この制度は高知が日本で初めてだったそうで、その後あちこちで取り入れられましたが(イオン新居浜にもあったそうです)、残念ながらあまり活用されずにほぼ廃止になったようです。
 
今度ついに高知もなくなると伺い、ショックでした。一人で買い物をすることが難しい障害者にとっては、かけがえのない存在です。最近、こういったバリアフリーのサポートはあちこちでなされていますが、研修も受けたプロというのは民間ではほとんどないと思います。確かに採算を考えるとこの不況の中、大変だとは思いますが、本当に「人に優しい」を実践できる差別化戦略は、イオンだからこそできたことではと思います。

スキップがいるからこそ、買い物に来ている障害者の方も多くいらっしゃったはずですし、家族としてもいざというとき頼れる存在がある、というだけで気持ちの負担は全く違います。サービスカウンターで機能は兼務してくださるようですが、以前のようには望めないでしょう。これから高齢社会に向かい、こういう需要は増えても減ることはないことを考えると、なんとか存続していただけないものかと心から願っております。

というわけで、「スキップ・サポーター」を勝手に名乗っています。もし、「私もそう思う」とおっしゃる方がいらっしゃいましたら、ぜひぜひお声をお寄せください。お待ちしております!!

 
 
 
 
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