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ウィークリーN

第191回●2006年7月16日(日)

 「目線の重要性」


 ここのところ、医療・福祉研修がとても多くありました。
医療と福祉アプローチの中で、最近私が特に気にかけているのが、声かけの時のスタッフの目線です。
 この写真は、福祉施設研修でのケーススタディーでの1コマです。
利用者の方があまり食事を食べない時に、スタッフが「山田さん、もう少し召し上がりませんか?」などと訊く場面です。
 
上と下の写真の違いを、見比べて頂けますでしょうか?
 スタッフが立っているのと座っているだけの違いなのですが、その圧迫感は全く違います。食べない理由を聞かれても、立ったままだと本当のことが言いにくい。目線を落としてくれて、心理的距離が近くなって初めて「実は…」と食べない理由を話しやすくなります。
 ちょっとしたことですが、こうした細やかな気づかいの積み重ねが信頼につながるのだと思います。
現場では忙しく、心をすり減らして膨大な作業に追われることが本当に多いと思います。現場を離れ、こうした研修を受けることで「忘れていた初心を思い出した」という感想を実に沢山頂きます。

 また私たちは、相手を「わかっているつもり」についついなってしまうものですが、真っ白な気持ちで先入観なく「わかろうとする」ということが本当に重要だと思います。

  これは私の仕事でも同じことです。たとえば高校生に講習をする時、「ちょっと反抗的かも?」などと外見に惑わされてはいけない。重要なのはこちら側の心の持ち方。まず、熱意を持って語りかけることだと思います。

 そうした「心の目線」も、常に気を配るべきなのでしょう。このお仕事をさせていただいていると、実に多くの気づきを頂きます。これから出会う方々に、もっともっとたくさんの学びを頂けると思うと、期待でわくわくしちゃいます。

  さあー、明日も張り切って研修に出かけてきますね!!

 

 
 
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