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第213回●2006年12月17日(日 )

 「人toみらいC 中町純子(なかまちじゅんこ)さん」

 

 高知の素敵な若い人たちを紹介する「人toみらいシリーズ」、第4回目は
中町 純子(なかまち・じゅんこ)さんをご紹介します。

 中町純子さん、29歳。
この目が見つめる「みらい」とはどういったものだろうか?
 中町さんは高知市愛宕町にある美容室「BONNNEY(ボンニー)愛宕店」に勤めている美容師だ。来年で、美容師生活も10年目を迎える。

 お客さまと笑顔で会話し、ヘアスタイルのご希望を伺い、作り上げる。パーマやカラーの新しい技術を学び、お客さまに「きれい」と「かっこいい」を提案し、クリエイトしていく。高い技術と接客力が求められる専門職である。
 実は彼女には聴覚障害というハンデがある。そのため、発音が少し聞き取りにくい所があるが、「気持ちだけは負けない!」と常に前向きである。

 お客さまからは「明るい」「気が利く」「きちんと希望を聞いて、そのとおりに仕上げてくれる」と評判が良い。 他のスタッフからすると「最初は気を遣ったが、明るい性格なので今でははっきり口を開けるようにしゃべるくらいで、ほとんど意識することがない」と言う。
 彼女は旧・鏡村の出身。ろう学校の美容科で学び、成績優秀で卒業後、高知市の美容チェーン「(株)ボンニー」に入社した。実は会社でも聴覚障害がある人を採用するのは初めてだったそうだが、彼女にとってもまた人間関係、コミュニケーション、言葉遣いとハードルが高かったようだ。
 例えばお客さまの口元を目で見て言葉を理解しているので、話を聞く時には常にお客さまの顔が見える位置にいなければならない。お客さまの後ろに回ってカットしていると話が聞き取れないのだ。
 それだけに接客したお客さまが担当になって下さると、「本当に嬉しい」と言う。
実際、「彼女が数年前、ここに移ったので、店を変えました」とおっしゃるお客さまもいらっしゃった。
 
 中町さんのお客さまは「純子パス」なるものをお持ちだ。表には中町さんの写真と「耳が不自由ですが、ゆっくり話をして頂ければ大丈夫で〜す。」と書いてある。このパスがあれば、中町さんの技術料が20%引きにしてもらえるので、お客さまにはとってもお得なのだ。( ちなみにこれをお読みの方も、ご希望ならパスをお作りします、とのこと。お得ですよ!)

「趣味は?」「映画とソフトバレーです。ソフトバレーは週2回通っていて、体を動かすのが気持ちいいですね」。
「夢は?」「特にないです。健康で、仕事を続けていけることかな?
… いずれは自分の店を持てたらいいなあ」

「結婚はどうですか?」「考えてないです。今は仕事が第一。」
「では、好みのタイプは?」
「うーん…、頼りがいがあって夢があって、しっかり頑張れる人がいいですね。」
と、恥ずかしそうに いい笑顔で語ってくれた。

 中町さんの夢は、まだまだ広がりそうだ。


 BONNNEY 愛宕店

 

 
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