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第358回●2009年10月4日(日)

 「仁淀川河口飛行場にて」 

 土佐市と春野町の境にある、仁淀川河口大橋。10月になったと言っても、天気の良い今日のような日は気温がまだ30度近くあり、サーファーでにぎわっています。
 実はここに、飛行場があるのをご存じでしょうか?この辺りでは、ふわふわと飛ぶモーターパラグライダーをよく見かけます。でも、今回はそうではなくて…
    「ラジコン」です!

 川原に、ラジコン飛行機の「飛行場」があるのです。高知ラジコンクラブというサークルのメンバーの方々のワゴン車と飛行機が、ズラッと並んでいます。

 実は、工科大の会でご一緒している横田英毅(ひでき)さんがこちらの情報を教えてくださり、今回、「面白そう!」と興味津々で初めて見学に来たのです。ラジコン飛行機は思ったよりも大きく、見応えがありました。

 この赤い飛行機は横幅が2.2mくらい。翼が上下に2枚ある、複葉機です。


 骨組みは木で、これは通常より半分くらいの重量にしてあるそうです。軽いので、ゆっくりと飛ぶこともできるのだとか。
  飛行機はエンジンを回しておいて抱えて移動し、それから地面に置いて、走らせて離陸させます。スピードが速く、あっという間に空に吸い込まれて、豆粒ほどの大きさになります。
 真っ青な秋空を、飛行機がまるで意志を持ったトンボのように舞っている姿は映画のようでした。でも実はこの日、昼前に編隊飛行をしていて、2機が空中衝突してしまったのだとか…。 やはり、広い空といえども操縦は難しいのですね。
 こちらは、面白い飛び方ができる飛行機です。
 ご覧ください、縦にホバリングしています!まるでUFOみたいでしょ?飛行機がこんな動きができるなんて、驚きでした。動画をお届けできないのが残念です…。
 秘密はこの形のようです。前から見ると、機体は横幅が薄っぺら。実に面白い形をしています。
 これは全長3mある、横田さんのカタリナ機。水上から飛び立つ、水上機です。重さは8.7kgで、グラスファイバー製だそうです。組み立てには、20分ほどかかります。この大きさの飛行機を飛ばすには、河口に十分潮が満ちてくるまで、待たねばなりません。

 ちなみに機体の中は、こうなっています。モーターや、舵を動かす配線が見えます。
 これはエンジンが2つ付いている双発機なので、燃料を入れるタンクも2つ。片方に400ccほど入るのだそうです。ちなみに 1回のフライト時間は、10分ほどでしょうか。
 2人がかりで、川べりに運びます。大きいので、大変です。

 いざ、離陸!機体は水面をすべるように、進んで行きます。

 飛んでいる姿は、まるで本物の飛行機そっくりに見えます。着陸してからすぐに離陸する「タッチ アンド ゴー」や空中旋回を何度もくり返し、「すごい〜!」とワクワクしちゃいました。

 これがコントローラー。45年ほど前、サラリーマンの初任給が1〜2万円の頃には、「車より高かった」そうです。その頃には、高級車クラウンと同じで100万円ほどしたとか(!)。今ではこれ1台で、10機以上の飛行機のメモリが入れられるそうです。それにしても、操作はさすがに複雑そう…。

 昔の少年達が飛行機に魅了されている姿は、微笑ましい光景でした。
しかし残念ながら、最近の若い世代の人たちはこうしたラジコンにはあまり興味を持ってくれないのだとか。うーん、もったいない。こんなに面白いのになぁ。

 横田さん曰く、「100点満点のフライト」だったそうです。こうして静かに飛行機は、今日の役目を終えました。

 それにしても、いつまでも少年のような笑顔ができるっていいですね。横田さんの若さの秘訣を教えて頂いた気がします。好奇心を忘れず、人生を楽しめるって素敵だなと思った秋の一日でした。

 
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