HOMEへ戻る 研究所案内研修プログラム実 績セミナー情報お問合せ
|WEEKLY “N”|T医師のひとりごとすずかの気ままにDO!
ウィークリーN
 

第369回●2009年12月27日(日)

 「2009年のコラムをふり返って」

(今回は 中村が担当します。)

 皆さん、今年もあとわずかとなりました。いかがお過ごしでしょうか。
大掃除や年賀状、今年一年の振り返りや来年の抱負など、年末恒例の行事は、進んでいますでしょうか。
  さて今回、この場を借りてコラムについて振り返ってみたいと思います。実は私は、今年の9月から月1回の割合で担当させてもらうことになりました。それまでに、不定期で何度か担当したことがあったのですが、もちろん慣れないことだったので、書く度に四苦八苦しました。
 
 当然のことですがコラムは、個人的な日記と違い、文章が独りよがりになってはいけない、そのために上手く説明をしつつ、話を進めなければならない。しかし、そんなことは今までしたことがありませんでした。


 だから、下書きの段階での自分の文章というのは、日頃の自分の会話と似ていました。人との会話で話題の中に出てくる事柄について、当然自分はわかっているからと、ついつい相手も同じようにわかってくれているだろうと思い込み、話をどんどん進めてしまう。結果的に自分の言いたいことは相手には伝わっていない。まさにこれと同じことが文章にも表れていました。喋っても、書いても、同じ人間のすることというのは似たり寄ったりなんだなと…(苦)

 初めて書いて、このように不特定多数の方に読んでいただいたのは、2008年1月の「ウトコ ディープシーテラピーセンター&ホテル」の洋食コースについてのコメントでした。今でも覚えていますが、これはけっこうしんどかったです。なぜかと言うと、文章作成もさることながら、それにプラスして、普段家では食べたことがないような物を食べて、それについてコメントを書くわけです。
 日頃、家で食べ慣れている物であれば、味の「基準」が既に自分の中にあるのですが、そうでない物というのは基準がありません。だから、おいしい、おいしくないの判断も難しいし、コメントも難しいわけです。それに極端な話、初めて食べる物というのは、仮にそれが少々傷んでいたとしても、「これは、こういう味なんだな、ちょっと変わってるけど」という具合に納得して食べてしまうんじゃないかと思うんです。

 それに私は普段から、「食」を楽しんで毎日を送っているわけでもなく、なにせいまだに、おかずとご飯の三角食べもできたりできなかったりと、そんな調子です。外食しても定食を食べるより、ラーメンなどの一品物を好みます。速く食べられるというか、楽に食べられますよね(笑)

 というような感じで、普段生活をしているものですから、食のコラムを書くとなると頭の中の日頃使わない部分を総動員して取り組まなければなりません。こんな調子で、「ウトコ」の後も、初めて行った喫茶店やうどん屋さんについて、食コメントを担当させてもらいました。数回書いた後に「やっぱり、自分には食コメントは難しいです」と相談すると「じゃあビジネスについて書いてみる?」と言われて、それはそれでまたちょっと…ということになりました(苦)
言われてみると、食コメント以外は更に自分にはまだまだ難しいなと。

 後から聞いたことなのですが、コラムで「食」を扱う際は写真も比較的使用できるので、それだけ状況説明などもしやすいとのことでした。人物や作品を取り上げる場合だと著作権の問題などがあるので、確かにそうだなと思いました。

 そんなこんなで、先月は、「エンジン01 文化戦略会議 オープンカレッジ in 高知」という講演を題材にして書いてみました。この時はこの時で、喋っている4人の方々の話を約80分間メモを取ることに必死で、「こんなこと、今までしたことないっ!」と初めての経験でした。何をやっても楽にはできないですね(笑)

 9月に「毎月1回、コラムを担当してみないか」という話をいただいた時に、「正直、これは大変なことになる…」と思いながらも、「よろしくお願いします!」と返事をしてしまった自分。
 でも、何か慣れないことをすれば、新しいことに出くわします。それを億劫がっていると広がりがありません。来年も日頃からアンテナを張り、ネタを探しながら脳の未開拓な部分を刺激したいと思っています。来年も、どうぞよろしくお願いいたします。よいお年をお迎えください。

(新年の初回は1回お休みを頂き、1月10日です。)

 
ご意見・ご感想お寄せください!
 
 
ページの先頭に戻る
人材育成研修・各種セミナー承ります。
Copyright(c)2002 人・みらい研究所 All rights reserverd.