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|WEEKLY “N”|T医師のひとりごとすずかの気ままにDO!
 

第434回●2011年4月6日(水)

「ミニタイガープロジェクトのお願いです。」

 平成23年3月11日の東日本大震災は、一瞬にしてたくさんの方々の運命を変えました。大地震と大津波、原発事故により多くの命が奪われ、いまだに避難所生活を余儀なくされている方々も数多くいらっしゃいます。

 しかし残念ながら行政の支援は時間がかかり、小回りもききません。今回の震災で集められた義援金は4月6日現在で1700億円を突破したと報道されていますが、その配分が難しく、手渡されるのはまだ先になるようです。

 そんな中で一刻も早く支援をと、現地に駆けつける方々を尊敬します。しかし東北までは行けず、著名人でもない私たちには多くの支援金を集めることもできません。

 そこで、支援をピンポイントに絞ることにしました。国内観測史上最大級の37.9mもの津波が到達した所もある岩手県宮古市で被災し心に傷を負った子供達が、再び笑顔になれる手助けをしようと思います。

 この宮古市に、フリーアナウンサーで話しことば協会と交流分析協会の仲間である榎本倫子(えのもとともこ)さんがいらっしゃいます。
彼女自身被災なさったのですが、すさまじい状況の中で「この地区の子供達を支援したい」と声を上げられました。

 子供達が家や身内を失いながらも、避難所で明るく「この町が好きだから、この町のために頑張りたい」と頑張る健気な姿は、大人たちの心にも一筋の希望の光を与えているそうです。

 一日も早く子供達の心が津波の恐怖から解き放たれ、希望の光を見いだすことが出来るようにと願います。その一助として、仲間達と一緒に絆を深めるためのボールや新しい文房具など、子供達に夢と笑顔を与えるものを届けたいのです。日本人の優しさをムーブメントに変えた「タイガーマスク運動」を、ミニサイズでも行いたいのです。

 必要なものは状況によって刻々と変わりますが、現地にいらっしゃる榎本さんが子供達に聞いて、その時点で本当に必要なものを購入してお渡しし、その様子をこのコラムでもご報告させて頂きます。もちろん頂いた支援金は全額お届けさせて頂きます。

 実はもう一つ、被災地において物資を購入することにより、地元の経済復興を助けるという意味合いもあります。ですから勝手ながら「もの」ではなく支援金の方がありがたいのです。またご支援を賜った皆さま方のお名前も、一覧にして被災地の子供達にお届けします。お名前は、本名・匿名 どちらでもOKですが、匿名の場合は単なる「匿名」ではなく、「タイガーマスク1号」などご自分なりのお名前をお願いします。「あなたを思う人はこんなにもいるよ」と形にして伝え、希望を届けたいのです。

 榎本さんによると岩手県沿岸の学校のうち、107の学校が新学期を送らせ、4月26日頃から再開の予定だそうです。その時期とあまりずれずにものを送れるように、期間は4月30日までとさせて頂きます。金額はいくらでも大歓迎です。

 
 きっとみなさん、すでに義援金をたくさん募金くださっていると思います。ご無理のない範囲で、この「ミニタイガープロジェクト(ミニタイガーマスクプロジェクト)」にご参加くだされば、この上ない喜びです。                                 

■ご賛同頂ける方は・・・
  
  @メールで、以下のご連絡をお願いいたします。 人・みらい研究所 e-mail: info@h-mirai.com

  ・振込者のお名前 (匿名もOK)
  ・金額 (照合のためで、公表はいたしません)
  ・振込予定(または、振り込みくださった)日

  A振込みをお願いいたします。
    
ゆうちょ銀行 16470  14357811  ミニタイガープロジェクト

  ゆうちょ銀行に口座をお持ちの方は、振り込み料はカードならATMで無料、通帳なら窓口で140円です。
  口座をお持ちでない方は申し訳ございませんが、電信振替で525円(3万円未満)のご負担をお願い致します。

  B 集まったお金を、岩手に送金します。金額は集計し、このホームページのトップでご報告いたします。

 なお、人・みらい研究所ではこれから今年いっぱいの間、売り上げの5%をこのプロジェクトに寄付させて頂きます。
これが継続した支援の一助になればと願っております。
 
                          ミニタイガープロジェクト代表 筒井 典子

(ミニタイガープロジェクト副代表 榎本倫子からのご挨拶です)
                               
3月11日の大震災は、一瞬にしてたくさんの人たちの運命を変えました。
ふるさとを愛する人達の目前で、津波は、美しい風景のみならず、
住み慣れた家、生活用品、思い出の品々、そしてかけがえのない大切な命・・・
全てを奪って行きました。
 
 

震災数日後、津波で家を無くした一人の中学生が言いました。
「勉強道具も、バットもグローブもユニフォームも全部なくなっちゃった。」
彼は笑顔でした。
校友達とともに、避難した高台から、津波が町を飲み込む一部始終を目撃して、
きっと心の傷は深いはずなのに。今、自分だけでなく誰もが同じ状況下であることを悟り、
さみしさ、悲しさを心のずっと奥にしまいこんでいるようでした。

私は思いました。
今、この子の手に1個のボールとグローブさえあったら・・。
ボールを高く放りあげてキャッチすることで、
ほんの一瞬でも傷ついた心が希望の光で照らされたら・・と。

「こんな時こそ、タイガーマスクさん、どうかたくさん出て来て〜!」と
痛切に感じました。

震災直後からこれまで、彼のチームメイトや同級生達は、
支援物資の運搬をしたり、お年寄りをおぶって避難所へ移動させたり、
ボランティアとして汗を流しています。
「この町が好きだから、この町のために頑張りたい」と言って、
家や身内を失いながらも明るく頑張るその健気な姿は、
大人たちの心にも一筋の希望の光を与えてくれています。

学校のグランドや周囲は、未だ瓦礫や泥に覆われたまま。
子供たちが以前のようにスポーツを伸び伸び楽しんだり、
勉強に落ち着いて取り組んだり出来るまでには、
まだ少し時間がかかりそうです。

でも、これから復興する町の未来を担って行くのはこの子供達です。
「そこに当り前にあった日常」を失った多くの子供達が、
ほんの一瞬でも多く笑顔になれる時間を取り戻せるように、
一日も早く子供達の心が津波の恐怖から解き放たれ、
希望の光を見いだすことが出来るように、皆様に
小さな支援の輪を広げていただければ幸いです。

                               岩手県宮古市 榎本倫子

 

 

 
 
 
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