HOMEへ戻る 研究所案内研修プログラム実 績セミナー情報お問合せ
|WEEKLY “N”|T医師のひとりごとすずかの気ままにDO!
 

第451回●2011年8月6日(土)

「新しい眼鏡とコンタクト」

 ここ数年で強く自覚症状が出るようになったことに、眼精疲労があります。

 疲労がピークを越え
ると体の弱い部分に出てくると言われます。私はどうやらそれが目に来るタイプのようで、 充血や痛みを伴ってひどく疲れ、コンタクトをはずしたい欲求に駆られます。

 そう言えばコンタクトを作ってからもう数年たつのに作り替えていなかったので、これではいけないと行きつけの眼科へ足を運びました。そこは私が高校生の頃から通っていた眼科で、先生も代替わりしてからでも20年以上はお世話になっています。受付の女性に至っては私が高校生の頃からの顔なじみで、優しい笑顔にいつも安心します。

 私は強度の近視なのですが老眼も出てきており、「遠近両用のコンタクトがありますよ」と勧められ、それを作りました。しかし実際に装着してみると度がきつすぎて、手元の字が三重にダブってすごく見えにくく、本が読めません。作ったときに「交換は自由ですから」と言われていたので、翌週に交換に行きました。

 眼鏡をかけたA先生に「コンタクトが見えにくいので、交換をお願いします」と言うと、「あなたはいつまでコンタクトをするつもり?」と厳しい口調で言われて驚きました。「…できれば、60歳くらいまではしたいんですが」と答えると、「もう老眼が進行してくるから、だいたいは眼鏡に替えないといけないんですよ」と説教モードに。

「そもそも遠近両用コンタクトなんて、出てきたのはこの2〜3年。それまでは眼鏡に替えてたんだから。コンタクトをすると、酸素の割合が富士山に登った位に薄くなるんですよ。眼鏡にせんといかん」
 私が 「眼鏡は合わないんです。頭痛もするし、視野が狭くなって顔をぶつけたりするので」と言うと、
「それは眼鏡が合ってないんです。次の時に、眼鏡を持って来なさい。」

 先生が良かれと思っておっしゃったのはわかりますが、(合わなかったら交換します、ってことで交換に来たのに、なんでこんなに怒られるの?)(そもそも止めるのなら、コンタクトを作るときにそう言うべきじゃないの?)と思ったのも事実です。

 決定打になったのは「コンタクトの仲介をするのも、私たちには 全然もうけがないのにやってるんだし」という言葉。それを患者に言っちゃあおしまいでしょう。

  結局 レンズ交換のために行ったのに、それについての話は何も聞けませんでした。診察後、看護師さんに「新しいレンズはどうって言ってました?」と聞かれ、「その話は全然しませんでした」と答えると苦笑していました。開業医の場合ドクターが頂点ですから、誰もドクターに忠告はできないのでしょう。

 しかし先生が目を大切にしなさい、とおっしゃった趣旨は理解できたので、眼鏡を作り替えようと思いました。「でも、また説教ムードになるのは嫌だなぁ」と考えていたら、主人の後輩の奥さまで、眼科医をなさっているB先生を思い出しました。よし、あそこへ行こう。


 というわけで、人生で2つめの眼科へ行きました。(笑)

 B先生は予想通り笑顔で迎えてくださり、検査の結果も数値を見せながら詳しく解説してくださいました。 私は34年間もコンタクトをしているし、年齢的にも目の正常な細胞の数値は低いだろうと思っていたのですが、意外にも正常値であったこと、だからコンタクトの装用時間に制限を設けなくても良いことを、丁寧に説明してくださいました。

  A先生の所でも検査はしてくださっていたのでしょうが、そういった説明は初耳だったので、伺えて良かったと思いました。改めて、色々な対応パターンがあるのだなと感じました。そう言えばA先生の病院は以前待合室が患者さんであふれていたのに、数回行ってたくさん患者さんがいたのは1回だけで不思議に思っていましたが、そういうことも関係していたのかもしれません。

 処方箋を持って、眼科医指定の眼鏡店に行かなければいけないのだろうと思っていましたが、B先生の病院の受付で伺うと、意外にも「どこでも構いませんよ」とのこと。指定店でないといけない、という雰囲気だったA先生の所に比べると急に自由になった気がしました。

 私は裸眼視力が0.1もない、強度近視です。圧縮レンズでないと牛乳瓶の底(死語ですね)眼鏡になっちゃいます。で、遠近両用で、軽くてフレームがないのがいいなあ。と、ネットで調べて機能レンズが充実していそうな、でも大手チェーン店ではない眼鏡店に決め、足を運びました。

 遠近両用レンズは、遠くがハッキリ見えるように作られているので遠くは良いのですが、手元から2〜3mぐらいの中間距離は、少し見えにくくなってきます。そこで遠近ではなく、「中近両用」というタイプのレンズにしました。2〜3mから手元、もしくは、1.5m〜手元までがはっきり見えるように作られたメガネレンズです。これならパソコン仕事も疲れずにこなせそうです。

来週には新しい眼鏡ができてきます。ちょっと楽しみです。

 

 
 
 
ページの先頭に戻る
人材育成研修・各種セミナー承ります。
Copyright(c)2002 人・みらい研究所 All rights reserverd.