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|WEEKLY “N”|T医師のひとりごとすずかの気ままにDO!
 

第472回●2011年1月8日(日)

ドラマティック・セミナーをめざして」

 今年初めてのWEEKLY Nです。
みなさま、新年あけましておめでとうございます。
今年も、どうぞよろしくお願いいたします。

 さて、今年の人・みらい研究所の目標は…
「ドラマティック・セミナー」 を作ろう!ということです。

 今年は「心の時代」ということを、セミナーにも求められることでしょう。
人と人とのつながり、温もりを感じる。受講者全員で、心に残るセミナーを創る。

そんな ドラマティックなセミナーをめざします。

 特に若い世代の受講者と対峙しているときに感じるのが、心を揺さぶる熱いものを欲していることです。
単なるノウハウを伝えるだけの研修ではなく、参加者が一体化して自律的に何かを学び取れる研修を提供したい、という想いが最近、とても強くなってきました。 まずはその具現化への第一歩です。

 もちろん短期的に達成できるわけではないので、3年くらいかけて ゆっくりと練り上げていきたいと思います。
昨年、あるセミナーで頂いたご感想の中に「今日の講座は一生忘れないと思います。」という熱い思いを綴ってくださったものがありました。 私たちも本当にありがたく、こういった方向性をより強めて行きたいという思いを強くしました。

 ドラマティック・セミナーを創るために大切なポイントの一つが、コミュニケーション力の強化です。
たくさんの受講者の方々が、楽しく積極的に学びを一つにするにはどうしたらいいのか、色々と考えています。
 
そのヒントの一つとして先月、岡山で あるセミナーに行って参りました。

「リーダーシップ・ワールドカフェ」。
リーダーシップについて、ワールドカフェという手法で深めていくものです。

ワールドカフェとは 「知識や知恵は会議室の中で生まれるのではなく、人々がオープンに会話を行い、自由にネットワークを築ける『カフェ』のような空間でこそ生まれる」という考えに基づいた話し合いの手法です。 日頃の研修とは、ちょっと違います。

 講師は下平久美子先生。
(株)リファイン代表で、元JALのスチュワーデス。
日本交流分析協会の理事・教授でもあり、ある時はコミュニケーション講師、ある時はカウンセラー、またある時は新進の舞台女優!講師としてはもちろん日本トップクラスの先生でいらっしゃいますが、その生き方も見事なお手本でいらっしゃいます。

 ワールドカフェは、最初は「難しそう」というイメージがあったのですが、やってみるとその素晴らしさがよくわかりました。この時は6グループ、30数人くらい、3時間ほどの研修でした。

 グループでの話し合いではそれぞれ模造紙に自由に書きこみをし、メンバーを変えてまた話し合います。岡山の講師の友人と一緒に参加したので、より楽しめました。

 

 最後にグループで結果をまとめ、すべての模造紙を並べ、全員で結果をシェアします。色んな内容の発表があるのですが、なんとなく全体としてまとまっている感じなのが面白い。発表者以外でも発言できたり、自由な雰囲気です。もちろん、ファシリテーター(進行役)の下平先生のサポートがさりげなくあってこそなのですが。

 

 ワールドカフェの良いところは、不思議なことに場に一体感が生まれてくることです。
すごいのは、この手法は参加者は12人から、1,000人以上でも実施可能だということ。
横浜では、なんと3000人規模で行われたそうです。(!)

 少人数での親近感と同時に全体での一体感も感じられるというのは相反する要素で、セミナーでの課題でもありました。しかしワールドカフェの手法を学んだことで、これからそうしたことも活かしていけそうです。

 というわけで 2012年、ドラマティックなセミナーをめざして頑張っていきます!
皆さま、今年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

 

 
 
 
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