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ウィークリーN
 

第492回●2012年5月27日(日)

 「浦戸湾の別世界〜衣ヶ島」 

 ウイークリーN第488回で取り上げた内海七島ですが、今回はその番外編です。
高知市の浦戸湾に浮かぶ玉島の西にある、衣ヶ島(きぬがしま)をご存知でしょうか?

 実は私も今まで、その存在をまったく知りませんでした。母に教えられ、足を運んでみることにしました。

 県道34号線の横浜から東へ300mほど、細い道を入って行きます。高い堤防があり直接海は見えませんが、堤防を上ると海が見え、そこから東へ歩いて行くと、衣ヶ島へと道が続いています。
 衣ヶ島は、橋でつながっている衣ヶ島一(ツヅキ島)と、干潮の時に陸続きになる
衣ヶ島二(ナガツヅキ島)の2つの島です。正直、町のすぐ近くにこんな絶景があるとは思いもしませんでした。まずは橋でつながっている、ツヅキ島が見えてきます。
 ツヅキ島には、絵になる赤い橋が架けられています。島の緑に映えて、とてもきれいでした。
 橋を渡ります。小さいですが、情緒ある太鼓橋です。
そう言えば、最近はこういう形の橋は見なくなりましたねぇ…。
 ツヅキ島は直径が100mほどの、小さい島です。橋は島の西側に続いており、島の周囲(北半分)をぐるっと回って行くと、ナガツヅキ島が臨める東側に出ます。
 そこから、ナガツヅキ島衣ヶ島二)が見えます。大潮の干潮時には、こんな風に歩いて向こう岸まで渡れます。こんな場所が高知市内にあったなんて、驚き&ワクワクです。

 衣ヶ島の向こうには浦戸湾に浮かぶ玉島が見えます。
浦戸湾の中央部にある玉島には、さすがに船でないと渡れません。
 衣ヶ島の足下の砂は、一面貝殻です。踏むとシャリッと涼やかな音がします。以前は貝殻島とも呼ばれていたくらい、貝殻だらけです。それだけ、海の幸に恵まれてきたと言うことですね。
 ツヅキ島には、仁井田神社というお社があります。仁井田という地名は近くにもあるのですが、そこではなく横浜にあるというのがフェイントで面白い。(笑)なんでも、窪川から勧請されたとのことです。
  すぐ近くの県道の賑わいが嘘のように、この周辺は静かです。

 すぐ前の浅瀬では、放課後の小学生達が貝堀りに夢中です。あちこちに広がって、思い思いに興じていて、いかにも楽しそう〜。
まるで、昭和の風景のようで郷愁を感じました。

 大人は本格的な装備をしています。アサリ採りでしょうか。
近所の大人も子どもも集まって、春の昼下がりに貝採りを楽しむ…。
それが昔ではなく、2012年の今そうしたことができるというのが、とても贅沢なことのように思えました。
 この美しい景色を、残念ながらご存じない方は多いと思います。
これからは海に親しむ季節です。ぜひ、足を運んでみてはいかがでしょうか。

 
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