さて、もう一つのマイブームは…
ケーブルテレビの時代劇チャンネルで、今月から放送し始めた「素浪人 花山大吉」です。
こちらは著作権があり写真の添付はできませんが、語ると熱くなります。(笑)
1969年〜1970年(昭和44年〜45年)、第一作「素浪人 月影兵庫」の続編として放映された、
東映の大ヒット時代劇でした。 私は時代劇ファンではありませんが、この番組だけは別格です。
小学校4〜5年生の時、日曜日の午前中に父と楽しく見ていた記憶が鮮明に残っています。
主演は近衛十四郎。松方弘樹のお父さんですね。申し訳ありませんが近衛さんの時代劇での風格と存在感には、松方さんは逆立ちしても追いつけないと思います。
豪放磊落(ごうほうらいらく)で凄腕の素浪人・花山大吉は
まさにはまり役でした。剣豪なのにおからに目がなく、酒が切れると弱くなるって…
ジャッキーチェンの「酔拳」みたいです。(笑)
品川隆二演じる焼津の半次はクモが大嫌いで、クモが出ると大の大人が腰を抜かすので大笑い。
浪人の花山大吉と流れ者の焼津の半次の人情味あふれる珍道中は、必ず事件が起き、二人が巻き込まれ
男の友情で危機を乗り越え、めでたしめでたしで去って行く。今見ても、実に爽快です。
13話めまではなんと白黒放送ですが、背景には昔の日本の風景がそのまま映し出されている感じで、
「ああ、昔はこういう光景が確かにあった…」と郷愁をそそります。
そして今改めて見ると、近衛十四郎の殺陣が、とにかく凄い!現代の「チャンバラの振り付け」ではなく、
何と言うか、「人を切る凄み」までも感じます。刀は普通の日本刀よりも少し長めに作られているらしいのですが、
それを振り回す大変さは微塵も感じられずに、より迫力が出ているのです。
この時 近衛十四郎は55歳だったそうですが、脂がのっていて実に男っぷりが格好いい。
「イケメン」なんて軽い言葉は、花山大吉に一刀両断にしてもらいたいもんです。(笑)
なお、「素浪人 花山大吉」の殺陣シーンは、YOU TUBEでも見ることができますよ。
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