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第609回●2014年8月30日(土)

 「宿毛の秘境・出井甌穴 (いでいおうけつ)

 突然ですが皆さん、これは何に見えますか?
なんだか、ネッシーの背中っぽく見えませんか。(笑)

 ご覧の通り川の中の岩なんですが、うねっていて面白い形でしょう?

 撮影したのは宿毛市の最北端にある、出井(いでい)渓谷です。
このところ多忙な日々が続いていたのですが、カメラ好きの母が
「どこかに連れて行って」とせがむため、貴重な晴れ間がのぞいた先日、
取材がてら宿毛まで足を伸ばしました。

  以前私は宿毛市に2年間住んだことがあるのですが、そんな私もここは
ネットで先日知ったばかりという穴場スポットです。
宿毛市の市街地から、松田川沿いの県道4号線を北上します。

 今月の大雨で土砂崩れが起きているのではないかと心配していたのですが、
幸い通行止めは町中から500mほどの1カ所だけ。少し迂回すればすみました。
地元の方によると、ここは「大雨になるとよく崩れる所」なんだそうです。
 ネットの情報では、県道4号線は2車線が途中から狭くなっているということだったので、この広い道がどこまで続くのか不安だったのですが…
 坂本ダムを過ぎ、県道382号線との分岐点(篠山登り口)までは、ほぼ2車線でスイスイ行けました。宿毛市街地から、24kmくらいでしょうか?
 最後に数百mだけ1.5車線がありました。
 そこからの1車線区間を、「どうぞ対向車が来ませんように〜」と祈りつつ走りました。
その間は6kmほどで、行き違った車は3台程度でした。

 出井甌穴(いでいおうけつ)にやっと到着。愛媛県との県境です。
ここにはトイレも整備され、駐車スペースもあります。
宿毛の市街地からは約30km、車で40〜45分ほどでしょうか。

 甌穴とは、河床の岩盤にできる円筒形の穴です。岩盤のくぼみに入った小石が流れで回転して、岩石を削ってできるのです。

 県道からは歩道が整備されているので、簡単に下りて行けます。

 河原にはまるで粘土細工のように、様々な形をした岩が広がっています。
その造形の妙と水の美しさに、しばし見とれていました。

(ここから下の写真は、クリックすると大きくなります)

 ちょうど穴が作られている最中?の岩を水中に見かけました。
くるくると水が渦を巻き、その下の岩は丸くえぐられていました。

 この天然の彫刻は、長さ200m、幅40mの区間だけに見られるようです。  

 近くには夏休みらしい親子連れがきれいな川で泳いでいました。

 この辺りは間寛平さんの故郷です。
大自然に親しんだ下地が、後にアースマラソンへと間さんを導いたのかもと思いつつ、美しい川縁を後にしました。
 
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