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第631回●2015年2月7日(土)

 「コラム600回記念の講座」

 昨年、このコラムが600回を迎えた記念に、抽選で1団体様に無料で研修をご提供するという企画。ご当選なさったのは、高知工業高校の先生でした。
「生徒達のコミュニケーション力をアップさせたい」とのご要望でした。

 そこで先日、高知工業高校の生徒さん達にお会いしてきました。


 高知県立高知工業高等学校は明治45年に開校され、機械科・電気科・情報技術科・工業化学科・土木科・建築科・総合デザイン科の7学科があります。
今回お呼び頂いたのは、機械科の1年生38名の授業でした。

 最初先生は会議室をお考え下さっていたのですが、私が「座学だけでなく動き回ってもらうので、少し広いスペースが必要です」と申し上げ、体育館1階のトレーニングセンターに場所を設定して頂きました。

 「生徒達は素直ですよ」という先生のお言葉通り、最初の入室から「こんにちは!」と
元気よくあいさつしてくれ、和やかな雰囲気。

 結構寒い日だったのですが、高校1年生と若い彼らは元気いっぱい!
ペアになってお互いを紹介し合う「他己紹介」では、クラスメートの紹介に突っ込みを入れたりして笑いが出て、とてもなごやかに進みました。

最近の高校生の好きな音楽とか傾向がわかり、私も良い勉強になりました。

 嬉しかったのは、「厳しさと優しさ」について話している時。厳しさも社会にとっては安全を守るために、非常に大切な要素なんだと説明すると、それまでとは打って変わって、とても真剣に聴いてくれました。

 そこで、「みなさんはこれからの社会を作っていく世代です。これからも災害が起きたりして社会は混乱するでしょう。だからこそそういう時、相手を思いやるマナーを大切にしてくださいね」と予定になかったお話もさせて頂きました。今までの高校生の中ではナンバー1と言えるくらいに真摯な態度で聴いてくれ、とても嬉しかったです。

 最後はクラスメートに、日頃は照れて言えないその人の良さを伝えるワークです。
みんな大盛り上がりで、わあわあ やっていました。こういう楽しさがあってこその、コミュニケーションですよね。(笑)

先生からも「生徒たちが楽しく講演を聴くことができて、うれしかった」とのコメントを頂き、みんな笑顔で充実したひとときでした。

高知工業高等学校のみなさま、ありがとうございました。

       

 
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