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ウィークリーN
第77回●2004年4月29日(木)

「信じられないビジネスマナー」

 
茶托に…
  このところ、ちょっと考えさせられるビジネスマナー体験の連続でした。
そこで今日は、そのお話をしましょう。
「まあみなさん、聞いてください〜。」

その@ 茶托にお茶…

 ある打ち合わせに行ったとき。少し年配の女性職員の方がお茶を出してくださいました。お礼を言って茶碗を取り、いただくと糸尻(高台とも言う、底の部分)からお茶がポタポタ…。着ていた服があちこち濡れてしまいました。驚いて見ると、何と茶托になみなみとお茶がこぼれているではないですか。たまに多少濡れていることはありますが、こんなことは初めてでした。(本当は糸尻を拭いてから、茶托に置くものです。)…なんと、茶托に茶碗を置くと、糸尻が水没するのです。あまりの無神経さに、あきれてしまいました。これでは、せっかくのお茶を入れてくれたもてなしの行為も、台無しです。

そのA 「電話中」で30分…

 アポイントを取った時間ピッタリに着くと、ちょうど担当者の方は電話中ということでした。「こちらでお待ちください」とソファーを示され、待つことに。やがて10分過ぎ、15分過ぎ…。次第にイライラし始めました。20分、チラチラ担当者の席の方を見ますが、見えません。25分たった時には、さすがに感情を害しました。30分後、担当者は恐縮しながら来たのですが、もう場の雰囲気は最悪です。

「あなたは、相手の時間を30分奪ったという意識がありますか?」
しょっぱなに、私はかなり厳しくこう切り出しました。アポイントの時間になり相手が来ていれば、クレーム電話でもない限り、「また後でお電話いたしますので」と5分程度で切り上げるべきではないでしょうか。クレーム電話など、なかなか切れない電話の場合でしたら、「申し訳ありません、あと5分ほどかかるかと思います。」など、とりあえずメモを走り書きして、渡してもらう、または同僚に話をつないでもらうなどの対策を講じること。でないとこういう場合、相手はいつまで待てばいいのかわからず、よけいにストレスを感じてしまうのです。

そのB 情報管理意識

 ある所で私が行ったセミナーでのレジュメの内容すべてが、ネット上で公開されていて、肝を潰しました。もちろん、無断です。悪気がなかったのはわかりますが、私たち研修事業者にとっては、これは死活問題です。研修を受けなくても、ネットですべての受講内容が手に入るなら、お金を払って受講しなくてもいいわけですから。それに、著作権の問題もあります。情報管理というと、まず顧客情報漏洩などを思い浮かべるでしょうが、こういった情報管理もあるわけです。

 私だって、知らずに失礼なことをたくさんしていると思いますので、できればこういうことを言いたくはないのです…。が、でもこういう指摘を誰かがしないと、気づかずにまた同じ失敗を繰り返し、迷惑をかけることもあるわけですよね。だから敢えて、指摘させていただきました。担当者の方、ごめんなさいね。(実は、指摘する方もドキドキなんですよ〜。こんなこと言って、次に自分が同じような失敗したらどうしよう、とか…)

 だから、そうならないよう、お互いに気をつけましょう。そして、気持ちよいビジネスマナーを相手に届けたいものですね。こういったことは信頼を勝ち取るためには、とても重要なことなのですから…。

 
 
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