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ウィークリーN
第82回●2004年6月6日(日)

「知の迷宮へ…」

 

 大学院は卒業したけれど、半年に1回行われている高知工科大学起業家コースの集合セミナー(論文プレゼンテーション)に行ってきました。

 大学に行くのは3月の卒業式以来です。自分の発表がないセミナーは2年ぶり。(「呑気な」と怒られそうだけど、とっても気楽〜。)今回は全部で学生47人中22人の発表がありました。論文の進捗状況をパワーポイントで7〜25分プレゼンテーションし、その後質疑応答を8〜20分行います。

 私が通ったわずか2年の間でも、プレゼンテーションの全体レベルは格段に向上しています。パワーポイントの資料のまとめ方、話し方など、毎回(すごいなあ)と感心してしまいます。起業家コースは元々社会人学生のためのコースなので、ビジネスプレゼンテーションなど慣れている方が多い、ということもあるのでしょうが…。

 中には、なんとアメリカのベンチャーキャピタルにお勤めの方もいらっしゃいます。演壇の後ろでなく前に立ち、積極的な語りかけなど、さすがにプレゼンテーション表現が素晴らしく、勉強になりました。様々なプレゼンテーションを見ていると、現在の産業界での流れなどもわかるし、プレゼンテーションの仕方で、論文の掘り下げ方はもちろん、その方の性格もわかります。実に面白く、本当に勉強になるのです。ちなみに今回多かったキーワードは「産官学連携」でした。

 ここでは普段ではとうてい味わえない、知的世界にどっぷりと浸れます。なにせ「論」ですから、資料や学術的根拠、テーマにかける思いまで、様々な知的好奇心を味わえる迷宮と言っても過言ではないでしょう。

 レポートと論文の違いもここで学びました。レポートと違い、論文には自分なりの「論」が必ず必要なのです。「この論で、私のオリジナリティーがある部分はここです!」という主張が必要なのです。それがないと、必ず「ところで、あなたのオリジナリティーはどこにありますか?」と教授陣から鋭い突っ込みが入ります。最初は緊張で、質疑応答の時には頭が真っ白になったのも、今では懐かしい思い出です。

 で、その後は恒例の懇親会。東京教室、大阪教室のみなさん、卒業生を交え、交流会です。ここで生まれた人間関係が、結構それぞれの仕事にも活かされています。仲間同士での新しい会社も生まれました。

  夜は県外組は香北町に蛍を見に行き、感激したようでした。「ライブの蛍なんて見るの初めてだよー」と言う声も。ライブの蛍ぅ!?うーん、面白い。都会の人にとってはそうなのねえ。そしてその後、また有志で懇親会。
…こうして、夜は更けていくのでした。

 

 
 
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