HOMEへ戻る 研究所案内研修プログラム実 績セミナー情報お問合せ
|WEEKLY “N”|T医師のひとりごとすずかの気ままにDO!
 
ウィークリーN
第98回●2004年9月26日(日)

「男のコミュニケーション」


  今週は、こうち女性センターソーレで、「男性セミナー・男のコミュニケーション講座」を開きました。参加者は20名ほど。みなさんのお仕事が終わった後、夜7時から2時間の講座でした。

 

 私自身、ビジネスではない男性のみのコミュニケーション講座、っていうのは初めてでした。あーでもないこーでもないと悩みながら、「上手に気持ちを伝えるためのトレーニング」になる組み立てを考えました。

 この講座のために勉強をして、面白いことを知りました。男性と女性の脳って、働きが違うそうなんです。言葉を話す時に活発になる領域を比べると、男性よりも女性の方が圧倒的に大きく、そのため、話すことに関しては女性の方が有利なのだそうです。

 単語・言葉にならない声や音・ボディランゲージを全部合わせると、1日に男性は7000回、コミュニケーションとしてメッセージを伝えているそうです。ところが女性は何と、2万回!およそ3倍ですね。これを念頭に置くと、男女のコミュニケーションの違いがよくわかります。

 夜の家庭の様相は、女性が一日をどう過ごしたかによって変わる、というのです。男性は外の仕事で、7000回の持ち分を使い果たして家に帰る。もう、それ以上コミュニケーションは必要ない。ところが女性は、家で幼児と2人だけで過ごし、2万回の持ち分があまり減ってなかったりすると、夜、夫が帰ってきた時に持ち分を少しでもこなそうと、猛然とコミュニケーションを始めるんですね。

「ねえ、今朝、隣の○○さんたら、私のこと見て、どうしたと思う?…」
男性にとっては(そんなことどうでもいいじゃないか、勘弁してくれよ)というものでしょうが、女性にとってはとても大事なことなのです。

 なぜなら、女性にとって、今日起こったことを話すことは、結論や解決策を見つけるためのものではなく、憂さを晴らしてスッキリするのが目的だから、です。男性はコミュニケーションは結果優先、女性は共感優先、という違いがあります。

 ここをあらかじめわかっていると、パートナーに対して、イライラせずにすみます。男女ではそういう違いがあるんだ、と知っていれば「あなたって、私のことなんかどうでもいいのね!」と声を荒げなくてもいいし、「つまらないことばっかり言うなよ、こっちは疲れてるんだ!」と腹を立てなくてすむかも。事実、私自身、夫に腹を立てる前に「あ、これは男女で違うから仕方ないことなんだ」と気付いて腹を立てる回数が少なくなりました。

 ま、もっとも女性の側も他の人とコミュニケーションをこなしていれば、特に問題は起きないわけです。仕事で2万回をこなしたり、友達とランチをしたり。こう考えると女性のランチは家庭の平和を救っているのかも!?
 
  でもせっかくのパートナーですもの、お互い、忙しくても時には「いつもありがとう」とか「ごめんね」とか、感謝やねぎらいの言葉をかけましょうね。そうすれば結局「情けは人のためならず」、自分にもいいことが返ってくると思います。

 


   
 
ご意見・ご感想お寄せください!
 
 
ページの先頭に戻る
人材育成研修・各種セミナー承ります。
Copyright(c)2002 人・みらい研究所 All rights reserverd.