障害児のいる家庭はさまざまです。私の知り合ったお父さんたちは、子どもが身体障害を持っているという特徴のためかもしれませんが、比較的子育てにかかわっているように思います。車椅子へ乗せたり、入浴の介助をしたりというのは子どもが大きくなると母親の力だけではなかなか対応しきれません。
また、子どもの世話はほとんど母親がやっていることと思いますが、時には父親も参加し母親を休ませることも必要かもしれません。家族によっては子どもを親類などにあずけて2人の時間を作っている方もいます。短期入所(ショートステイ)などを使って施設を利用するのも一つの方法だと思います。「冠婚葬祭などのちゃんとした理由がないと預けられないのでは?」と不安に思う方もいるでしょうが、そんなことはありません。介助者がたまに体を休めるために利用することも、立派な理由になります。
私自身は今も、食事介助やトイレの介助、車椅子介助、入浴介助などを行っています。ただ、子どもが女の子なので、なにかと介助しにくい場面が増えて来たことも事実です。周囲には、料理の得意なお父さんもたくさんいます。しかし私はさっぱりだめなので、家内がいないときの食事は、子どもたちに不評です。
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