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WEEKLY “N”|T医師のひとりごと|すずかの気ままにDO!
 
第6回●2003年7月 「新作業所建設のための署名活動 」
   
 

長女は、現在高校2年生です。卒業がだんだん近づいて来ました。養護学校の卒業生は、重度化が進み、進学や一般企業への就職は困難な状況です。そのため、卒業後は施設入所か在宅生活かという選択に迫られます。生まれ育った地域で生活することを望めば、自宅からデイ・サービスや福祉的就労の場としての作業所などに通うことになります。

ところが、デイサービスや作業所の数が少ないために、通うことができても週2日などと回数に制限のある場合がでてきます。学校へは週5日通学していたことを考えると家庭で過ごす日が多くなります。そうなると負担が大きくなり、本人も介護者である家族も疲れはててしまいます。いくら仲の良い親子や家族だとしてもストレスがたまってしまいます。「養護学校に通っている頃は、よかった。できれば、卒業したくなかった。」と言う話はよく耳にします。私も長女の卒業など遠い話だと思っていたのですが、あっという間にその時期が来てしまいました。卒業後の進路については、養護学校に通学する子ども達や家族にとってはとても大きな課題なのです。

私の住む高知市やその周辺地域では、養護学校卒業生が増加するにもかかわらず作業所や通所センターの数が少なく、卒業生が通う場所の確保が困難な状況です。私がスタッフとして参加しているすずめ福祉会も、この状況を少しでも解消するために、施設(作業所)を建設しようと考えています。しかし、高知市内で土地を自主確保することは、きわめて難しい状態です。

そこで、高知市に対して、市が保有している遊休地の内、20名程度の施設建設が可能な広さの土地を無償貸与していただけるよう、署名活動とともに 9月の高知市議会に請願することにいたしました。
7月19日(土)には、中央公園前で街頭署名活動を行い、温かいご支援もいただきました。ありがとうございました。 


「障害が重度だから、作業所は無理」という方はいらっしゃいます。しかし、新たな作業所を作り、そこへ移る方がいれば今までの通所センターなども空きができます。こうして、少しでも障害者の居場所を広げることができるのです。
養護学校卒業生や他の障害者のある方々にとっても、自分の活動する場を持つことは、生きがいにもつながることだと思います。また、私たち障害児・者の家族にとっても大きな支えになります。

もしご協力いただけます方は、下記までご連絡頂ければ幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。
 
署名活動事務局 〒780-0802
            高知市丸池町1-1-15 社会福祉法人すずめ福祉会 
            TEL 088-883-6011  FAX 088-883-6024 (担当 西村)

 
 

皆様からのメールお待ちしています

 
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