第1061回 「6月の美味しいもの」

6月24日

紫陽花が美しい季節ですね。
私はもっぱら、この季節ならではの爽やかな味わいを楽しんでいます。

先週、建築関係のM先生から、思いがけない贈り物を頂きました。高知の県花、ヤマモモの実です。

大粒でルビーみたいな赤・紅の美しさ!「いたみやすいので、今日・明日にでも召し上がって下さい」とのこと。一週間ほどの限られた時期しか収穫できず店に出回らないので、「幻の果実」とも呼ばれているらしいです。こちらの室戸市黒耳(くろみ)のヤマモモはひときわ大粒で食べ応えがありました。

口に入れると、深い甘酸っぱさが広がります。
すごく体に良さそう!と思って調べてみると、疲労回復のクエン酸・抗酸化作用の高いポリフェノール・細胞へのダメージを修復するβ-カロテンが含まれているとか。知りませんでしたが、この季節だけの高知のお楽しみですね。

そして、沖縄からも思いがけないお楽しみが届きました。
石垣島のパイナップルです。神奈川の盟友が送ってくれたのですが、売り出すと15分で完売になる(!)農園のものだそう。

持つとずっしり重くて、手がべたつきます。硬い表皮に中の蜜がにじみ出ているパイナップルなんて、見たことありませんでした。

軸があった頭とお尻を切り落として、タテに四つ割りして切れ目を入れます。パイナップルは追熟しないので、届いたときが食べ頃なんだそうです。美味しいものって 限られた時間だからこそ、なんでしょうね。

さて、最後にもう一つ。こちらは毎年楽しみなこの季節の料理なのですが…
あるお店の「桃のカッペリーニ」。

桃の甘さと生ハムの塩気がマッチして、さらっと食べてしまう…
極細のパスタに、桃と生ハムのハーモニーがたまらない一品です。

雨が続く時期ですが、美味しいもので心を癒やして、この季節を乗り切ります♪