第1078回「朝ドラ『あんぱん』決定とやなせたかし先生」
10月21日
素晴らしかったNHK朝ドラ『らんまん』が終わって、ロスに陥っていた高知県民が驚く大ニュースが入ってきました。なんと再来年の朝ドラに、やなせたかし先生と小松暢夫妻をモデルとした『あんぱん』が決定したというのです!
高知新聞はやなせ先生ご夫妻が元社員だったということもあり、一面で報じました。わかります、その気持ち!(笑)
ドラマは脚本が基盤。その脚本を手掛ける中園ミホさんは『花子とアン』や『ドクターX』などの実力派で、しかもやなせ先生と小学生の頃に文通していらしたとか。先生の素晴らしいお人柄も書かれるだろうと思うと、もうワクワクが止まりません♪
幼児には絶大な人気を誇るアンパンマン。3歳の孫ももちろん、アンパンマンが大好きです。
やなせたかし先生は、アンパンマンに登場するキャラクターだけでもギネス認定された時点で1768体と、別次元のご活躍でした。そして高知県関係のキャラクターも200体以上、頼まれればノーギャラで作られたのは有名な話です。その中には、実は母校である追手前高校のキャラクターもいるのです。(やなせ先生は昭和11年卒の校友でもいらっしゃいます)
OO(オー)くんと、ギンコちゃん。OO(オー)くんはやなせたかし先生が平成15(2003)年に作ってくださった シンボルキャラクターです。 オーくんのメガネは追手前のOO をイメージしています。 頭の上にあるのはシンボルの時計台で 矢印にデフォルメされ、向上心を表しています。胸には、追手前の校章が描かれています。
ギンコちゃんは、平成21年(2009)創立130周年の時に「今度はぜひ女の子のキャラクターを!」ということで、再びやなせ先生が制作。 校章にも使われている銀杏の葉っぱを デザイン化したギンコちゃんが生まれました。(人形制作:元美術科教員 井上香二先生)
中央階段にある創立140周年を記念して作られた学校博物館にも、オーくんはいますよ~。
平成30(2018)年、当時の美術部がこの空間に合うように立体的にアレンジしました。
木製アンティークな雰囲気の制作が、とっても素敵です♪
「なんのために生まれて なにをして生きるのか」
やなせたかし先生からのメッセージは今も私たちに大きなメッセージを投げかけています。
本当に、2025年春の放送開始が待ち遠しいですね!