第1084回 「イルミネーションで社会貢献」

12月2日

四万十町にある「水車亭」(みずぐるまや)。高知県の主要国道56号線沿いにある、芋けんぴが有名なお菓子屋さんです。

まるで枕くらいの大きさの「塩けんぴ」。1キロで994円とファミリー向けの嬉しい値段です。右下のスマートフォンと比較すると、その大きさがわかると思いますが、食べ始めると止まらなくなるので要注意(笑)私の一押しは「四万十ぽてと舟」で、あっさりめのスイートポテトが飽きが来ない美味しさです。

ちなみに昨年はフジドリームエアラインズ(FDA)で、高知空港行きのフライトにこちらの『塩けんぴ』が期間限定で出されたそうです。

今の時期 あちこちでイルミネーションが見られますが、国道から見える水車亭のイルミネーションは本当にきれいで人気です。

電球2万個で12年前に始まったイルミネーションは年々規模が大きくなり、今年は過去最多の45万個のLEDが 凍てつく夜に輝いています。毎日午後5時から8時まで点灯し、年をまたいで1月末まで楽しめるのも嬉しいですね。

たくさんの親子連れや中高生がひっきりなしに訪れ、楽しんでいました。「きれい!」とはずんだ会話を聞くともなく聞いていると…

「去年、これなかったねえ」と、みなさん実によく覚えているのに、驚きました。毎年少しずつ増えているのが、地域のみなさんの楽しみになっているのですね。

親子で写真を撮ってはしゃいでいる様子が微笑ましいです。子どもの顔は遠目にもわかるほど、喜びにあふれていました。

そうか、ここは高知市からも車で1時間かかりますし、手近な娯楽が日頃少ないのでしょう。だからこそ地元の方々にはこのイベントに思い入れがあり、心待ちにしているのでしょうね。11月から1月までイルミネーションを点灯するとなると 電気代も値上がりしている今、負担は相当なものでしょうが、これは地域への社会貢献として行っているのだなと気づきました。

こちらの営業時間は朝8時から夜8時まで。そう言えば、こちらのトイレは化粧スペースなどもとてもきれいに整えられているんです。イルミネーションを見に来て、寒くなってもすぐにきれいなトイレを使えるって、実はありがたいことですよね。私もそうでしたが、帰りにお菓子を買いたくなるはずです(笑)

ちなみに、広いバリアフリートイレもありますよ。至れり尽くせりのホスピタリティに、企業姿勢が感じられました。

ちなみに「水車亭」は店舗名で、企業名は「南国製菓」さんだとか。(私も今回、初めて知りました)地域貢献の姿勢に感銘を受け、寒い夜でしたが 心は温かく帰路につくことができました。

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