第1086回 「夕食は、アズリッシモで」
12月16日
早いもので、もう2023年も終わりに近づいています。
今年印象に残っている食事と言えば、足摺岬にあるホテル「ザマナ・ビレッジ」のイタリアン「Azzurrissimo(アズリッシモ)」で夕食を頂いたこと。
同じ県内でもなかなか来られない所です。
11月の誕生日記念だったんですが、高知市から足摺まで車で片道3時間半の弾丸日帰りでした(笑)
「アズリッシモ」は第1016回 「ザマナ・ヴィレッジとアズリッシモ」でご紹介したのですが、太平洋を望む本当に素敵なレストランで、ぜひ夕食も食べてみたいと思っていました。遠いのでなかなか行けず、1年半かけてやっとチャンスが巡ってきてワクワク♪
最初の「淡路島のBurrata」は、淡路島で作られた新鮮でクリーミーなブッラータチーズの中に生乳が入ってて、切るとトローリと流れ出してきます。
それが下の柿とブドウの甘みと相まってとても美味しく、これからの食事に期待が高まります。
「海の前菜」はとにかく「きれい!」見るだけで気持ちが弾みます。イサギのカルパッチョとバショウカジキのタルタル、真ん中は高知のニチヨウガキです。地ガキは小粒だけど新鮮で、口の中へ入れるととろけてなくなってしまう感じ。どれも味付けが控えめで、魚介の旨味そのものを堪能できます。
陽気な職人さんの焼くピザ見学もできますよ~。イタリアから取り寄せたという美しいピザ窯は、500℃にもなる高温の薪窯です。国産小麦のみで作るオリジナルの生地を使い、わずか1分で焼き上げる、Pizza Napoletana。薄く軽い口当たりのマルゲリータがフツフツしている様子は、見るからに食欲が湧きます!
「清水の海の恵み」、アクアパッツァ。フエフキダイだったかな?食べ応えがありました。
足摺などの幡多地方はホスピタリティが厚くて食事をたくさん出してくれる印象がありますが、こちらもそうです。私は年齢の割には胃もたれもなく よく食べる方なんですが、さすがにお腹いっぱいになりました。
食事の最後に、土佐あかうしのサーロイン。いやもう、目にも楽しい美しさです!天然塩とレモンがいいアクセント。もちろん、約束された美味しさで、外側の焼いた肉の香ばしさと中のレアな柔らかさが、最高の仕上がりです。和牛を食べると、脳内で「幸せホルモン」と呼ばれるセロトニンが分泌されるという話を思い出しました。(しかしこれだけの量を食べた最後なので、しいて言えばサーロインではなく赤身の方が、すんなり頂けたかもしれません。)
焼き野菜も存分に甘さが引き出されていて、改めて地元野菜のポテンシャルの高さを再確認しました。
最後のドルチェは、バースデイメッセージを添えて花火でお祝いして頂きました。上に乗っているのは香南市の山北ミカンです。
アズリッシモは、今後の伸びしろもあり期待できるお店です。遠いし高嶺の花でめったに伺えませんが、大好きな足摺の未来を背負っているホテルなので、これからも微力ながら応援していきたいと思っています。ご馳走様でした♪