第1088回 「2024年 波乱の幕開け」
1月7日
今年は元日から能登半島地震に見舞われ、まさに激震が走りました。そして立て続けに羽田空港での飛行機事故と年の初めから大きな災害が多発し、不安な思いになった方々も多かったのではないでしょうか。被災された皆さまには、心よりお見舞いを申し上げます。
私は元日の午後、姑の家にみんなで行った後 忘れ物を取りに、山道を一人 車で戻っていました。1月なのに春を思わせる陽気でついポーッとしていると、ガタン!と大きな衝撃が走りました。一瞬だけ脱輪したとわかったのは、車を降りてからです。あわてて車の下や左前のタイヤを確認したのですが特にどうということはなく、ほっとして姑の所に向かいました。用事を済ませ、1時間ほど後に出るときも、特にタイヤに異常はありませんでした。
15km ほど走ったとき、ガタンガタンと異音がするのに気づきました。車を小道に入れて確認してみると、左前のタイヤがぺちゃんこに…。パンクです。元日でなければカーディーラーに頼むのですが、カーショップもガソリンスタンドもお休み。そうだ、こういう時こそのJAF!と電話すると、30分ほどで来てくれることに。
状況から応急処置では間に合わずタイヤ交換しないといけないということで、代わりの貸し出し用タイヤを持って来て頂きました。会員のみ無料で、3日間貸し出して頂けるそうです。元日のJAFの対応は本当に助かりました。
ただ、問題が一つ。貸し出し用タイヤは本来のサイズよりも少し小さかったのです。比較してみると、こんな感じ。
こんなときどうするのでしょうか?前のタイヤはハンドルを切ったりするのに重要なため、左後ろのタイヤを左前に持ってきて、左後ろに小さめタイヤを取り付けるのだそうです。「後ろのタイヤは回ってるだけなので、悪路や長時間走らなければ大丈夫」なのだとか。勉強になりました。
やはり、見るからに小さい感じですね。しかし恐る恐る走ってみると何も支障はなく、本当に助かりました。そして翌日、カーショップに行き新しいタイヤを購入し、借りたタイヤは返しに行ったのでした。
たかがタイヤ一つでも、厳しい現実に直面すると途方に暮れます。帰宅してからテレビで大きな地震があったことを知り、言葉もありませんでした。
まだ多くの方々が行方不明で 余震も続く中、どんなにか不安でいらっしゃることでしょう。いずれ南海トラフ地震が来る高知県人にとっては、人ごとではありません。救助に当たられている皆さま、ありがとうございます。どうか被災地に少しでも早く穏やかな時間が戻られることを祈っております。