第1114回 「希少な生ライチ」

7月6日

7月になり、梅雨は明けていませんが夏本番さながらの陽差し。マンゴーで有名な、安芸市のメリーガーデン(岡宗農園)に行って来ました。温暖な気候と伊尾木川の豊富な水など 自然の恵みと生産者の努力で、ブランド化に成功なさっています。

入るとすぐにたくさんのマンゴーが並んでいて、独特の甘い香りに包まれています。マンゴーは完熟して自然落下して収穫するため、日によって収穫量が違い、商品が不足する場合もあるとか。

すっかり、マンゴーも夏の顔として定着してきましたね。並んでいるほかにも、贈答品用のマンゴーは大きくてとてもきれいでした。

カフェではマンゴーを使ったメニューがたくさん。「マンゴーのバターチキンカレー」、「完熟マンゴーのごろごろフレンチトースト」(前日までの要予約)とか、食べてみた~い!でも、この日はすでにお昼を食べていたので残念でした。またの機会に。

さて、マンゴーの隣には「宝石みたいな南国フルーツ 生ライチ」として、7~8個くらい入ったパック売がありました。価格は1000円です。

ライチと言えば昭和の頃 家族で旅行した際にホテルで食べた茶色の冷凍ライチが浮かびますが、これは生ならでは。ご覧の通り色が赤くてきれいです。

こちらはライチの贈答品。国産流通量が3%と非常に少ない生ライチですから、貴重なものを頂きました。1個1個大切に包まれています。

メリーガーデンでは、大玉品種であるジャカパット種を木成り完熟させて収穫するようです。そのため、すごく傷みやすいみたいで「日持ちしないので届いたらすぐに冷蔵保存し、食べて下さい」とのことでした。

左が贈答用ライチ、右が1000円のパックのライチです。ご覧の通り、大きさが全然違う!
右は3センチほどでゴルフボールより小さいサイズですが、贈答用は5センチもあります。表皮はゴツゴツしてて、恐竜の皮膚みたい(笑)

贈答用ライチを手のひらに載せるとこんな感じ、おもちゃのカラーボールくらいありますね。重さは5~60グラムでした。(普通のは測る前に食べちゃってました)

皮をむくと、ぷるんとした果肉が出て来ます。確かに南国フルーツの真珠だわ♪つやつやした美しい果肉の透明感。大きいだけに、噛むとジューシーで、プリッとした食感があります。甘みだけでなくほのかな酸味もあり、さわやかな味です。

贈って下さった方のお顔を思い浮かべながら、感謝して味わったのでした。

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