第1126回 「Time flies」

9月28日

昨年 目の手術を行った関係で、車のライトがまぶしくて夜間の運転ができなくなりました。そのため、夜の時間帯のお仕事はほとんどできなくなってしまいました。

実は 高知県の医療審議会の委員を拝命していたのですが、当初は午後の時間帯だった審議会も夜間の時間帯に変わってから久しく。運転できないならタクシーで行けばいいかと思っていたのですが、コロナ禍からこっち タクシーも台数が減って毎回断られ、お願いできにくくなりました。

そのため いくつかの部会も含め、医療審議会の任期が切れるタイミングで退任させていただくことにしました。調べてくださったら、平成16年(2004)から20年もお世話になっていたようで、ちょっとびっくり。ありがたいことです。高知県が抱えるさまざまな医療課題について、門外漢として私見を述べさせていただいてきました。最初は医療の専門用語がちんぷんかんぷんで、一生懸命調べては審議会に備えていたのも懐かしい(笑)

高知県からは濵田知事名で卒業証書のような、委員の委嘱を解く辞令書をいただきました。

体調の関係とは言え、無事に卒業できたことに安堵も覚えています。

ふと他には20年越しのお仕事って何があるんだろう?と思い調べてみました。驚いたことに、行政・大学・看護学校・企業など8社もあったのです。研修って基本は一期一会なのですが、本当にありがたいご縁です。

その中の一つが、香川県の善通寺看護学校です。

善通寺市にある国立病院機構の付属看護学校で、平成15年からお世話になっています。とても先生方が熱意をお持ちで、勉強熱心な生徒さんたちも多い学校です。

私は高速道の運転が苦手で、当初は3時間ほどかけてJRで伺っていました。冬の寒い日は雪が降るホームでたたずんだり、駅に停まっていた列車の上りと下りを間違えて飛び乗り、高校生だった長女のお迎えに間に合わなくなったりしてあわてたのも良い思い出です。

その後 入社した中村が運転免許を取って腕を磨き、10数年前からは高速で2時間弱で、快適に通わせてもらっています。有り難いなあとしみじみ思いますし、時がたつのは早いものだとも感じます。
英語で言うと「Time flies」ですね。本当に時間が飛び去っていくようです。