第1143回 「掘り下げるのも、一興」
1月24日 中村 覚
久しぶりに友人と訪れた場所。格別、なにがあるというわけではないのですが、以前来た事のある場所は懐かしさが手伝い、一塩です。「ここ、何年ぶり?」そう聞かれたので「けっこう ぶり」。軽く10年以上は前ですが、それが12年なのか15年なのか、もう思い出せないのです。けっこう久しぶりと考えつつ、懐かしさに気持ちが行ってしまい出た言葉が「けっこう ぶり」。
「なに? それ」みたいに聞き返されましたが、だいたい、言いたいことはわかるでしょーよ。
友人との会話でYou Tubeのことになり、あれは見ていると時間がどんどん経ってしまうと。テレビと違い自分の興味関心事のオンパレード。極めつけが、楽しく見たはずなのに、後日 たいして いや全然?記憶に残っていない、驚愕ものです。もちろん、そんなことないよ!という方もいると思いますが、一体あの時間はなんだったのか? だいたいこういった話になります。(私のたいして広くもない交友関係に限っての話)
面白くて見ているはずなのに、なんでだろうか?
友人は「そもそもゆとりをつぶすために見ている」と言うのです。特に何もすることがない時についだらだらと見てしまうという、よくある話。ただ、「ゆとりをつぶす~」という言い方が面白かったので「ひまじゃなくて、ゆとりをつぶすのか?(笑)」と聞き返してみました。
だって、「ゆとり」ってある種、憧れが入っている気がするからです。せっかくのゆとり、つぶすには惜しい!(笑) 対して「ひま」には憧れは入りにくいかなと。(漠然とした私のイメージです)
「じゃぁ ひまとゆとりの違いは?」と聞かれたので、そんな説明をしました。「ふ~ん」みたいな感じだったので、難しく考えることじゃないと思い
「まぁ そんなのは~、気持ちの問題やろ。」
「気持ちの問題って言う時は、大した差が無い時 やろ?」
友人にしてみれば、自分の言葉の使い方は別にフツーだけど、と言った具合。
もちろん私だって、ちょっと言い回しが面白かったから聞いただけで、意味も普通にわかるし。 まっ、どーでもいいじゃないかと(笑)
おもむろにネット検索をした友人が「中村、これ見て」と
「ひま」と「ゆとり」の意味合いの違いをスマホで見せてくれました。
それによると(かいつまんで書きますね)
ひま:自由な時間。特にやることがない状態。
例文 → 「今日は特に予定がないから暇。」
暇とは、主に短期的な余裕を意味する。
ゆとり:時間だけではなく心の安定や生活全体の余裕を指す。
例文 「ゆとりある生活を送りたい。」
ゆとりとは、長期的な視点での余裕を意味する。
まとめ 「ひま」は一時的な時間の余裕。
「ゆとり」はもっと広範で持続的な余裕。
これを読んで、へぇぇ~!と思い、考えたこともなかった内容を見せてもらって、ただのおしゃべりのつもりが、ちょっとした物知りに(笑)
調べた本人も、「一時的な余裕と持続的な余裕か~」と。あんたのおかげ。
ついついお勉強になっちゃいました(笑)