第717回 「太陽を追いかけて」

10月5日

今週半ばから来週初めまで出張のため、コラムのアップを早めにしなければ…ということで、アップします。

先日、土佐市を車で走っていると友人が「ちょっと面白いもの、見てみない?」と言い 私はもちろん、「連れてって!」ということで…
クイズ:これは何でしょうか?

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大きな木の横に、なにやら大きな板状の物が立っています。グル~っと回って、横の道から見ると、こんな感じ。

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何か刺さってる!?ちょっと面白い絵ですね。さらに近づくと…

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建物の間から見えたのは、駐車場にあった大きな太陽光発電パネルでした。
とにかく大きい!↓左下に小さく車が写っているのがわかるでしょうか?

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パネルはタテに12枚、横に14枚並んでいました。168枚ですね。
で、この巨大なパネル、動くんですよ!太陽を追いかけて発電する、「太陽光追尾型太陽光発電システム」だそうです。

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足下に、小さな発電所があります。

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意外に、機械はシンプルな接続に見えました。
帰ってから調べてみるとこれは個人ではなく、企業のもののようです。高知県の第1号機らしく、2015年6月に施工された記録がありました。太陽光発電は新たな収益ビジネスということで、近年企業の参入が多くなっていますね。

この追尾式太陽光発電システムは、雪が積もってもパネルが動くので落ちるし、強風時には自動的に水平になるそうです。「固定式に比べ発電効率は1.76倍」とありました。ん~、大がかりな仕掛けに対しての効率としては微妙な気もしますが…、結構発電量は多いのではという気もします。

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わが家でも2013年に太陽光発電を導入しましたが、昨年の発電料は年間約16万円ほど。買電が25万ほどですので赤字ではありますが、年間の電気代はかなり押さえられて助かっています。太陽の力を改めて感じます。

しかしその反面、近年メガソーラーシステムを山林を切り開いて造る計画に、「美しい自然が失われる」「大雨の時に土砂が流出する」などと地元民が反対することが増えています。今年の3月、土佐清水市大岐で建設計画を進めていたJFEエンジニアリング(東京都)が地元の反対運動を受け「地元理解が得られない」などとして、計画中止したのは記憶に新しいところです。

確かに近年の熱帯化で今まで考えられないような集中豪雨が降ったりしますし、住民が自然環境が壊される脅威を感じるのは無理もないこととも思います。こうした人工物と自然とのバランスを取っていくのが、非常に難しい時代ですね。