第718回 「LABプロファイル・トレーナーになりました」

10月15日

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今年の1月にコラム第680回で、学び始めたLAB(ラブ)プロファイルについて書きました。どう話せば相手に確実に届く言葉になるのか、相手が気持ち良く動いてくれるようになるのか?「相手を理解するためには、相手のバス停まで迎えに行く」。その人のパターンを知ることでより相手を理解でき、伝わる言葉を投げかけられる心理技法です。今は世界30カ国で使われています。

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今年5月の「LABプロファイル® マスタープラクティショナー講座」を経て、9月から10月の10日間「LABプロファイル® トレーナー・トレーニング講座」を受講し、濃密な時間を過ごしました。内容は思ったよりもハードで プロファイル10人以上と課題提出もあり、ホントにLAB漬けになった期間でした。頭が煮えそうになりながらも筆記課題と実技課題に無事パスし、このたび晴れてLABプロファイル®コンサルタント&トレーナー資格を頂きました。

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講師はLABプロファイルの第一人者、カナダのShelle Rose Charnet (シェリー・ローズ・シャーベイ)先生です。

一番の収穫は講師のモデリングができたことでした。シェリーは知的で民主的で人間重視、でもお茶目♪まさに私が「こうありたい!」講師像そのもので、素晴らしい先生でした。いつもやわらかな笑みをたたえ、休憩時間の後は全員でダンス!え、なんで?…実は日本のように休憩時間を守ってくれない他の国々では、ダンスをすることにより「なんか楽しそう」と席に帰ってきてくれるのだそうです。まさに、文化の違いですね。みんな、ちょっと照れながら踊っていました。(笑)

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目指す講師像を生で視覚・聴覚・体感覚で(ハグしたので)まさに実感できた日々でした。

別の収穫は、素晴らしい仲間の皆さんとの出逢いです。毎夜のように交流し、LABプロファイルについて深めたり、人生の様々な示唆や刺激を受けました。

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全国から集まっている仲間は仕事も年齢も様々ですが、お互いに言葉を通してコミュニケーション力向上、人間力向上を目指していると感じられ、楽しく深い時間でした。

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あまりに濃密な時間だったので、講座修了後、社会復帰に困難を来す人も少なからずいたようで…。(笑)フェイスブックのLABコミュニティでは体調を崩したり、仕事でポカをやったり、という仲間の書き込みがたくさんありました。わかります!私も研修のハイシーズンに抜けたので、研修をこなしながらの山のような準備に潰されそうなプレッシャーです。負けるもんか!ああ楽しい~♪(これは言ったモン勝ちですからね)

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さて、来年には私もLABプロファイルの講座を開けるように、準備していきます。たとえば採用面接でも使えます。「入社させたら、面接の時に思っていたような人材ではなかった」という採用のミスマッチを防ぐことができるのです。いくつかの自然な質問をするだけでその人の行動パターンが魔法のようにわかるので、本当に欲しい、マッチした人財を採用できるわけですね。

「どう言えば、相手のモチベーションが上がるのか?」ということにも使えるので、社内でのビジネス・コミュニケーションも的確に行えます。「部下が何を考えているのかわからない」という上司の方には、部下の言葉から行動パターンがわかるので、特にお薦めです。

LABプロファイルを使うことで、ミスコミュニケーションを防ぎ、社員も会社も上司も部下も、そして家族も、みんなが幸せになって欲しいなぁと願っています。