第724回 「高知工科大学 起業家コース オープンキャンパス」
11月27日
11月23日、高知工科大学 大学院 起業家コースで オープンキャンパスが開かれました。起業家コースは2015年に香美市の香美キャンパスから高知市の永国寺キャンパスに移転しましたが、オープンキャンパスは起業家コースとしても初の試みでした。
オープンキャンパスにお越し下さったのは、なんと41名もの皆さま!
ビックリです。高知でも、こんなにも社会人教育のニーズは高くなっているのですね。起業家コースの特色、教育内容、研究計画の立て方についてのお話の後、永島教授の「マーケティング発想の経営」の体験講義もありました。
その後、修了生の体験発表ということで、近森さんという男性と私が起業家コースで学んで良かったことや、皆さんから質問が出た論文テーマについて等をお話しさせて頂きました。
実は来年度から、高知工科大学 大学院 「起業家コース」は名称を「起業マネジメントコース」に変更します。
1999年、技術と経営とを融合した起業工学を提唱し、起業実践を目標とし開設された起業家コースは、日本でも先駆的な試みでした。 その後 起業概念も拡張し、様々な組織が自らの課題を解決し変化に適応するあり方をも含むように研究論文も進化してきました。
そこで2017年4月より、起業家コースを起業マネジメントコースと改称し、これからの脱成長の時代に魁(さきがけ)となる社会人のための大学院に取り組むことにしたそうです。起業とは新しい価値を創造すること。その価値創造を実現していくことがマネジメントの真髄であり、そのマネジメントを体得した人材を輩出するのが狙いです。
その後も場所を変え、実に沢山の入学希望の皆さんが、直接先生方に質問や相談をしました。私も7人ほどの方と「論文への不安」や「家庭との両立」「履修科目」などについてお話しさせて頂きましたが、皆さん 目を輝かせてご自分の思いを語って下さっていたのが印象的でした。なかなかの盛況ぶりに、卒業生としては本当に嬉しい日となりました。
そして昨日は、起業家コースの集合セミナー(研究発表会)にも卒業生仲間と出席し、懇親会では先生方とも交流させて頂き、現役時代を懐かしく思い出しました。
来年度は高知教室の人数が大幅に増えることでしょう。先日ご縁があった皆さんとも、また永国寺のキャンパスでお目にかかれることを楽しみにしています。