第725回 「食に酔う」

12月2日

先日、忘年会をしました。私が夏に大学院の同窓会で初めて行き、あまりの美味しさにどうしてももう一度行きたかった、高知市鷹匠町のお料理処「みどり川」です。

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この日は週末とあって、予約のお客さまで満席でした。予約の段階ではカウンターだったのですが運良く座敷が取れ、落ち着いて楽しめてラッキーでした。

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先付けは「えのきと豆乳のごま豆腐」、「お刺身」
カツオ、ヒラアジ、ネイリ。
魚は新鮮そのもので、噛むとギリギリした歯ごたえでした。

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「安納(あんのう)芋の饅頭」
安納芋は、焼き芋にすると蜜が出るほどの甘さが特徴のさつま芋。中にひき肉が入って透明なあんかけの、程良い塩加減の一品でした。

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でも、まさかこれと山葵(わさび)が合うとは、意外でした。

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「ブリの幽庵焼き」
幽庵焼きは、酒・みりん・醤油を同 割りにした漬け地(幽庵地)につけて焼くものです。このブリも新しいせいで、皮の弾力まですごいと感じました。

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「和牛ウデ肉のステーキ」
これも上品です。リンゴと玉ねぎのソースは上品な甘み。アクセントとしてバルサミコソースがかかっていて、危うく写真も撮らずに食べてしまいそうに。「あ~、おいしい!」と堪能。サラダの黄色は、意外にも生のニンジンでした。

お店の方に、「コースの最後に土鍋ご飯があって 卵かけご飯で生卵が出るんですが、大丈夫ですか?」と尋ねられました。期待大!!

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「松茸とゆり根のかき揚げと、四方竹(しほうちく)の天ぷら」
四方竹とは、断面が四角い形で秋に旬を迎える 高知の珍しい筍です。松茸の歯ごたえとゆり根の甘み、春菊のほのかな苦みがよくマッチして、実に贅沢。

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ご覧下さい、土鍋で炊いた仁井田米!四万十町の美味しいお米です。香り米が1割入っているそうで、良い匂い。

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お米の香りと甘みを味わうため、最初に少しだけよそってもらいます。
う~ん、いい香り~♪

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卵かけご飯は、絶品でした!黒潮町の天日塩もあり、「もし残ったら、お持ち帰りに塩むすびにしますので」と言ってもらわなかったら、お腹が張っているにも関わらず全部食べてしまっていたでしょう。

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デザートの抹茶アイスとあずきの最中。まるで和菓子のようです。
付け合わせの柿もとても甘く、美味でした。

それにしても、お酒を飲んでいないにも関わらず、なんだか美食に酔ったような感じ。本当に堪能させて頂きました。

今日の「お任せお料理コース」はこれで、4800円。3800円から千円刻みで6800円まであります。お店の女将さんも気さくでいて おもてなしの心遣いが高く、とても好印象でした。出てくるお皿がどれもとてもお洒落だったのも印象的でした。

そして翌日も、持ち帰った塩むすびが美味しかったこと!
「また必ず行こう!」と心に決めたのでした。