第778回 「幡多バルの昼と夜」
12月16日
私が最近足を運んだ中で、感動したお店をご紹介しましょう。高知市帯屋町にある、
「土佐清水ワールド 幡多バル 」高知本店は10月23日にオープンしたばかり。藁(ワラ)に丸のマークが目立ちます。
「土佐清水ワールド」は神戸市と東京都で出店を続ける、幡多6市町村と食材の調達の連携協定を結んだ欧風居酒屋です。運営会社「ワールド・ワン」は土佐清水市と食材供給の協定を結び、2015年に神戸市で1号店を開店。新鮮な清水さばの刺し身などで大人気となり、現在「幡多バル」など7店舗あるそうです。満を持して、高知本店がオープンしたわけですね!
店内はこんな感じ。(一番乗りで写真を撮らせて頂きました)80席ほどあるそうですが、昼も夜も大人気で、予約がなかなか取れないほど賑わっています。
ちなみに幡多とは、ご存じの通り高知県西部にある6つの市町村のことです。幡多バルでは幡多の6市町村と連携協定を結び、大自然が凝縮された美味しい食材の提供だけではなく、幡多のPRスペースとして地域活性を積極的にサポートしていくとのこと。幡多の調味料なども販売しています。
幡多地域の連携企業や、幡多の風景写真などが飾られています。
店内の床には、6市町村のお洒落な地図が。意外と知らなかったりするので、わかりやすくていいですね。
さ~て、メニューです!とにかく「藁焼き」がここの一押しらしい。じゃあカツオか?と思った時、「KOBEスタイル 宿毛のぶりの藁焼きプレート」(930円)が目にとまりました。以前食べた宿毛市のブリのタタキが美味しかったことを瞬時に思い出し、それに決定!
おお、見た目もお洒落です。藁の香りがプ~ンと漂い、いい香り!藁焼きタタキはたくさん食べて来ましたが、こんなに香りが濃厚なのは初めてで、感動の美味しさです!これで千円切るなんて。また隠れていて見えないんですが、大量のオニオンスライスとにんにくが体にもいい感じで、まさに百点満点です♪
こちらは「KOBEスタイル 藁焼きローストビーフ 黒カレー」(880円)。黒なのでガツンと来る辛さなのかと思ったら、意外にマイルドな感じ。イカスミと燻製ミンチと野菜が入っているとか。
「KOBEスタイル 藁焼きローストビーフのコカ」(880円)。
こちらはわりとあっさりめのピザみたいでした。
幡多は食材のワンダーランドで素晴らしいのはわかっていましたが、ここは味も洗練されています。接遇も良く、本当に食を楽しむことができました。「今度は夜メニューを味わってみたい!」という思いが湧いてきました。
ということで、また後日、出張帰りに寄ってみました。(笑)
こちらは「ぶっかけ宗田節とじゃこのサラダ」(680円)。
かなりの量です。たっぷりの宗田節と削り立て0.01mmの’’ふんわり’’くちどけの新食感チーズをトッピングして、あっさりと頂きました。
長太郎貝のバター&ポン酢焼き。(680円)
これは美味しかったんですが、思ったよりもミニサイズでした。
そしてメインの「幡多スタイル 肉の藁焼き」。(2980円)
四万十鶏、四万十ローストポーク、自家製ローストビーフ、四万十ポークのソーセージ、力豚ハラミのプロチェッタ。野菜をたっぷりとのせた幡多スタイル。美味しい上に、量がすごい!お腹一杯になりました。
こちらは「絶品!幡多バル名物 スペイン土鍋ご飯」というネーミングにつられて注文。(1280円)グツグツと煮立って美味しそう。正直お腹は満杯で、注文したのを後悔していましたが…
いやいや、大正解でした!ムール貝、チャンバラ貝、海老、白身魚、魚介の旨みとダシが出たご飯で、ギュッとした旨みに、卵かけご飯?のような飽きの来ない味。食べきるのはとうてい無理と思われたのに、完食してしまいました。たしかに、これは絶品!でした。
すべてのメニューは東京・神楽坂の人気スペインバル「バルマコ」のオーナーシェフの今村真氏(土佐清水市出身)が監修したそうです。道理で、洗練されているわけですね。また一つ大好きなお店が増え、幸せな気分になったのでした。