第665回 「土佐の日に見たプロ意識」

10月3日

10月3日は10(と)3(さ)で、土佐の日。以前ご紹介したように、 絶好の秋晴れの日、第2回目の「高知家の大家族会議」が行われました。私もパネリストとして、参加させて頂きました。

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開催1時間前に行われた打ち合わせ。11人のパネリストが初めて顔を合わせ、高知大副学長の受田先生が進行を確認していきます。一人5分の持ち時間で「高知の幸せについて話す」こと、話す順番などを確認していきました。

開演15分前、「この会議のまとめとして、GKH(高知県の幸福度を考える県民会議)を可視化しよう」という話になり、受田先生が「マンガ家スター」くさか里樹さんに「今日の会をマンガで描いて下さいませんか」というまさかの無茶ぶり!ええー?15分前にいきなり!?それを「いいですよ」と軽く受けるくさかさん。スゴ過ぎます…。「何に描きますか?大きな紙もないし」「ホワイトボードならありますよね」という怒濤の展開に、くさかさんのプロ意識を感じました。

前半の高知家の家族会議会長や知事のごあいさつ、家族会議の紹介・報告の後、いよいよ後半のパネルディスカッションへ。

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皆さんそれぞれの「高知家のしあわせ」についてのスピーチは感動しました。

「中山間スター」桐島正一さんの「人の役に立って死ねると幸福だと思う」というお話、「高知商業スター」の女子高生、松藤江巳吏さんと山本楓佳さんのラオスとの交流を通じて幸せを再確認したお話、「龍馬が好きすぎて移住しちゃったスター」吉冨慎作さんは、移住してシシ肉ドライブスルーを経験したお話。(車で通っていると「シシ肉いるかえ?」と窓からいきなり肉の塊をもらった話)から、幸せは測るものではなく気づくものだ、ということ。

「土佐は人間のエネルギー値が高い」(マンガ家スター・くさか里樹さん)とか、「一生幸せになりたかったら高知へ」(釣りバカ移住スター・黒笹慈幾さん)とか、素敵なフレーズもたくさん伺えました。

私の提案は、毎月22日を「笑顔の日」にしましょう、ということ。たとえばあいさつ、親切、おもてなしなど、自分も相手も笑顔になれるようなことを1日最低3つする。みんなでやったら、高知は笑顔があふれ、幸せが高まりますよね。「ニンニン」で22日なんてどうでしょうか?月に1回やると、かなり効果が高まるのではないかと思うのですが。(笑)

さて、討論会も終わりに近づき、くさかさんがその場で描いてくださった絵をご披露なさいました。

「GKHとは?」

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くさかさ~ん、高知家の皆さんの議論を、よく捉えて下さいました。スター眼鏡が効いてます。(掲載許可もありがとうございました。)

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それにしてもたった10分かそこらで、このクオリティ!今日お越し下さった方々はめったに見られないマンガ家さんの仕事ぶりも生で見られたわけですね。

なんだかとっても幸せな気分が高まった、土佐の日でした。