第929回 「高速道路、降り間違いトラブル」
11月14日
先日、この時期恒例の香川県の看護学校のお仕事に行くよう、高速道路を走っていた時のことです。いつも中村が運転してくれているのですが、もう10年近く通っている慣れた道なのに、途中のサービスエリアに入ろうとして間違って出口に侵入してしまいました。
こういう場合、仕方がない。一旦高速料金を精算し、再び入るしかないだろうなあと思ったその時、目に入ってきた看板が。
「降りるIC(インターチェンジ)を間違えた車 待機場所」
えっ、それってまさに今、私たちの状態じゃない!
出口のインターホンで「すみません、実は降りるインターを間違えてしまいました」と伝えたところ、「左側にある待機場所でお待ちください」とのこと。
やがて職員さんが出てきてくれて、車両ナンバーをチェックし、写真に撮りました。
(なんでだろう?)と不思議に思ったのですが、職員さんは
「一旦出て、安全な場所でテンカイしてください。」
(テンカイ?ああ、転回…Uターンのことか)
「インター入り口の、左側のレーンに入って下さい。その際、通行券は取らないで紫色の機械の赤いボタンを押してください」
写真を見せながら、丁寧に説明してくださいました。
お礼を言って一度インター出口から降りて、気がつきました。
なるほど、このまま逃げちゃう人もいるかもしれない、だからこそのナバーチェックや写真なのか、と納得。
Uターンをして入り口に戻ってきました。
赤いボタンを押して「すみません、先ほどの~」と説明をすると、ゲートが開いて通してもらえました。
そして無事、本線に合流。時間にゆとりを持って出かけたため、遅れは気にならなかったのが幸いでした。料金も、予定通りで助かりました。
調べてみると高速道路で、「出口を通り過ぎてしまったら 行き先を間違えてしまったら」という対処法のサイトを見つけました。「高速道路上でのUターンやバックは、絶対にしないで下さい」との注意喚起と、ちゃんとそのための対処法があるのです。
最近、高速道路で出口を間違って侵入してしまい、そこから逆走するといったトラブルが相次いでいます。重大事故につながりかねませんが、一瞬動揺して、車を止めたりすることもあり得ます。
こうしたシステムがきちんとあるんだと知っていれば、あせって逆走する必要はないですよね。思いがけないトラブルから、また良い学びを頂けたのでした。