第932回 「表紙の魅力」

12月5日            中村 覚

今回は今までにちょくちょく集めた絵本をご紹介したいと思います。でも、駆け足でタタッと、表紙だけ。なぜって内容にはあまり触れられないからです。

自分自身がたまに絵を描いていることや、子供の頃の感覚を忘れてはいかんなという意味もあり、内容はそっちのけで、好きな画風だったら たま~に買っています。だいたいネットで購入しているので、表紙の絵だけが判断基準です。ちゃんと中身を確認しているわけではないので、バクチみたいなものです。(笑)

それではまず こちらをどうぞ。

「アリとキリギリス」の外国版です。ところどころポツポツ出てくる限られた英文の中からわかる単語を拾っても拾わなくても内容はわかります。話、わかってますから。(笑)

これも外国の本です。
中央に孔雀がいます。中東っぽくて良いなあと思い買ったのですが、表紙の孔雀はほとんど本編に出てきませんでした。どうしたんでしょうか。(笑)あとこの本に限ったことではありませんが、表紙に一番インパクトのある絵をもってきている!気持ちはわかりますが、それ以上のものを中に忍ばせてくれているとより嬉しくなります。 欲張りでしょうか。(笑)

続けて これも英語の絵本です。たくさん動物が出ていて良いなあと。でも この本が一番字が多くて、硬い印象がぬぐえません。(笑)好んで英語の絵本を買っていたわけではありませんが、近所の書店にはない物珍しさが手伝って ついつい・・・。

次はちょっとテイストを変えて。「タビの雑貨屋」。
デザインのような絵がほんわかしていています。言葉少なめに絵で魅せる!これぞ、絵本。このイラストを描かれた寺田順三さんは1961年生まれ。私よりも16歳も上の方です。自分よりも年が上の方がやさしい絵をお描きになっているのを見ると「ドキッ」としてしまいます。心の中で「ないものねだり」が発動しているのかもしれません。

「不思議の国のアリス」です。表紙が豪華っぽくて良い! ただ それだけ!実はこれはリアル書店で購入しました。ピッチリとビニールでパッキングされていたので「冒険心のある者だけが手に取られよ」みたいな。(笑)今もこの表紙だけは大好きです!(笑)

「大接近! 妖怪図鑑」
この切り口の妖怪の本は見たことがありませんでした。題名にもあるように「大接近!」ですから ページをめくれば見開きで妖怪の顔がでっかくドド~ンッ!ちょっと 子供は怖いんじゃないかなぁ。(笑)

最後に。「世界幻妖図鑑」
「なんだ、これは?」龍かドラゴンか、どちらかわかりませんが、今までに見たことがない描き方をするなあと。オランダ人のイラストレーターの作です。

帯には「オランダの権威ある”金の絵筆賞”(2018)受賞作!」「全世界で続々刊行!」などと書かれています。でも賞賛されているから買ったのではありません。(笑)表紙を見た瞬間に、良い! そう思ったからです。

実は今回、何を書こうか、かなり迷ってしまい、苦し紛れに絵本を紹介することに…。集めていて 良かったぁ。(笑)