第951回 「味も心遣いもやさしい 衣ケ島食堂」

4月22日

早いもので次女の赤ちゃんも8か月になり、子連れで動けるくらいになってきました。
そこで、高知市横浜にある親子連れに優しく美味しいランチを頂けるという「衣ケ島食堂」さんに行ってみました。

横浜トンネルを抜け、ローソンのある信号を左折し細い道を100mほど入ると、右手に駐車場があります。車を止め、道を右に曲がって2軒目の白いお家が…

衣ケ島食堂です。立派に張り出した松の枝に、「素朴な昼ごはん 衣ケ島食堂」という藍染めの旗が吊されています。

昭和の立派な民家の建築を、うまく活用しています。
玄関をくぐって左手に行くと…

高い天井と内廊下、その右手に大広間が。
懐かしい大伯父さんの家にお邪魔したような、昭和の家の作りです。

広い和室にはいくつかのテーブルと、カウンターがあります。
一番右手には…

ガラス障子で区切られた親子連れで利用しやすい、6畳の座敷が。
なんと部屋の隅にはベビーベッドまで置いてあり、至れり尽くせりです。

本日のごはんは、お吸い物と惣菜付きで 1250円。
炊き込みご飯を2種類から選びます。

この日は「日高昆布で、ふきとあさりの炊き込みご飯」か
「羅臼昆布で、たけのことしらすの炊き込みご飯」です。

こちらは次女の「ふきとあさり」。
おかずはトマトのジュレ、玉子焼きの揚げだし風、豆腐に海老とわらびの餡かけ、イタドリと人参とひじきの炒め煮?だったかな。説明してくださったのですが、覚えきれませんでした。(笑)

こちらは私の「たけのことしらす」。
どちらも昆布だしが素晴らしく利いていて、味が深いのです。
春の食材を使っているので、口の中にもぱあっと春が広がる感じです。

私のは羅臼昆布のだしでしたが、日高昆布に比べて味(うまみ)が強い感じがしました。

出して頂いた冷茶はキシマメ茶とハブ茶が半々と言うことで ほのかな甘みがあり、薄味のお料理を引き立たせます。

最後に、熱々のおだしをかけてお茶漬けにして頂きます。
丁寧に作られたごはんはどれもが優しく、体に染みていくようです。

せっかくなので、デザートも頼みました。次女は土佐の和紅茶、
私は「森木萃香園さんおすすめの煎茶」(どちらも450円)とあずきのチーズケーキ。

本格的な煎茶のセットも、いいですねえ。
とてもお茶が美味しく感じられました。

あずきのチーズケーキは、しっとりしていて和のテイストがあり、こちらも美味しかったです。

ちなみにこの部屋にはこんなにも子供用チェアや乗り物がそろっていました。
右端のアンパンマン号、試乗の後思わず買ってしまいました。(笑)
高齢者の方用の椅子もあり 本当に顧客目線での心遣いが感じられて、ほのぼのとした気持ちになりました。

今の時期、こうして出かけられること自体が 何より有り難いことと感謝です。