第967回 「自己決定」
8月14日
先日、ちょっと面白いことがありました。ある日突然、知らない方からメッセージが来たのです。
「こんにちは、Aと申します。○○の仕事をしています。
NLPラーニングセンターのレビューで残された口コミを拝見させて頂いてご連絡させで頂きました。(中略)お会いしたことがないのに、突然のご連絡で恐れ入りますが、交流分析の講師とかやられている方でしょうか?」
びっくりです。NLPラーニングセンターは私がコロナ禍以前、5年ほど東京に通ってNLPという心理学を学んでいたスクールです。その時 教わったセミナーの感想を実名で書いたのですが(もう何を書いたのかまったく覚えていません)、それを御覧になって興味を持たれた方が探してご連絡くださったのです。これがSNSのご縁ですね。
その後 交流分析を学びたいと伺い、もしかしたらオンライン講座を行うことになるかもしれませんが、2年前までなら想像もつかなかったことです。高知在住の私が、東京にいらっしゃる方にご依頼頂き、オンラインで講座を開く。オンラインなら制限がなくなると頭ではわかっていましたが、初めて実感しました。コロナ以前なら東京の知り合いの講師に紹介し、お願いしたことでしょう。
やりとりの文面からは相手の方の真剣に学びたい意欲が伝わってきて、応援したい気持ちになりました。こういう降って湧いたお話って、すんなりとはいかないかもしれませんが 面白いなあと感じ、非常に良いきっかけを頂いたなと思っています。「いつか、やった方がいいのでは」と思っていた交流分析のパワーポイントの資料作成にも取りかかるきっかけができました。
人さまから頼まれたことを、お引き受けする。若い頃に思いがけないことを頼まれ、時間を割いて準備したのにそれが突然キャンセルになったとき、相手に振り回されたように感じたことを思い出しました。「私から頼んだわけじゃないのに…」と、まるで自分が被害者のように感じられたものです。
今思えば、その頃の私には引き受けた時点で「これは、自分で決断したのだ」という自己決定の意識が足りなかったのでしょう。「頼まれたから、やることになった」はきっかけであり、その後「自分でやることを選択した」のであれば、結果がどうなっても「他人に振り回された」なんて思わずにすんだのでしょう。
今は長く生きた分、もう少しだけ上手に対応できそうです。どちらに転んでも、「自分が決めたのだ。これからは自分の仕事であり、私が決めて責任もとる」と。そして「どうせなら、後で良かったなぁというきっかけにしたい。楽しみつつやろう」と考えています。
実は今朝、新型コロナの2回目のワクチンを受けました。発熱はなくて幸いですが、肩から腕が上がらず重いため パソコンのキーボードが打ちづらいのです。そのため、今回は短いですが この辺で…。(笑)