第695回 「高知のヘルシーランチ① 雨風食堂」
5月5日
先月少しダイエットをして、食べるものもよりヘルシーなものを、と意識が働くようになりました。そこで、ヘルシーランチのお店をご紹介するシリーズなら一石二鳥!と思いつきました。
第1回目はこちら、食事と図書「雨風食堂」です。食事と図書スペースのあるお店で2013年にオープンし、ネットで評判になっているようです。
実は事務所のすぐ近くなんですが、一度も行ったことがありませんでした。以前ここにあった麺屋こぶしに思い入れがあったからかもしれません。
11時半の開店前、22分頃着くとすでに3人の親子連れが。その後女性2人組、女性4人組と瞬く間に増え、11時半にシャッターが開くと、8人もになっていました。私以外は皆さん予約なさっていたようです。11席あるテーブルには全部に「ご予約」カ-ドが。す、すごい!
プラス、予約すれば親子連れにはもってこいの本の部屋があったり、テラス席もあるのですが、あっという間に満席です。
お昼ご飯は1種類。この日は「ヘイジの青海苔バター」1300円なり(2016年4月現在)。食堂の外観とうらはらで、ドリンクもない食事だけではいいお値段ですが、それでもこんなにお客さまがいらっしゃるのはスゴイ。それにしても、ヘイジって、何?どんな料理?謎が謎を呼びます。(笑)
雨風食堂では食事が出てくるまでに相当時間がかかるとネットで調査済みでしたので、そのつもりで私も本を3冊持参。しかし、2番目に入店したこともあり、予想よりも早く12時5分、35分待ちで食事が供されました。
おお、しっかりと作り込まれた印象の「お昼ごはん」です。おいしそう!一品一品手が込んでいて、これは確かに時間がかかるのは無理もないと納得。一汁五菜ですね。(写真はクリックで大きくなります。)
こちらがメインの「ヘイジの青海苔バター」。ヘイジはハマダイと言う、あまり手に入らない白身の高級魚(らしい)。煮付けの上に、青海苔のバターソースがかかっていて、手が込んでいます。青海苔バターの香りが鼻腔を刺激する…。手前は大根おろしではなく、トロロです。煮付けの味がしっかりめなので、レモンを搾りこれで丁度良い感じ。
大好きなカツオのタタキの土佐巻がある♪しかも、きゅうりや青菜入りで豪勢。お浸しはピーマンとちりめんじゃこ、シメジとほうれん草の2種類あり、どちらも優しい薄味です。
素揚げした野菜のあんかけは絶妙。かぼちゃ、なす、もち巾着、豆腐揚げ、トッピングはサツマイモのパリパリ素揚げ。野菜の甘みが感じられる、一番好きな味でした。
揚げ出しとワカメのスタンダードなお味噌汁の味は出汁が利いたしっかりめ。(私はもう少し薄くてもいいかな。)
それにしても、ごはんが美味し過ぎ。口の中でふわっとほどけるんです。全体でかなりボリュームもあるんですが、待つことによってより一層美味しくなり、つい完食してしまいました。味にメリハリがあり、ご主人の料理への情熱とプライドを感じました。
デザートは「フローズンクレームブリュレ」と「黒みつきなこの豆乳プリン」、どちらも美味しそうだったんですが、食事の量がしっかりめだったので、ここは断念。残念。
私より少し後に来た人は待ち時間が1時間くらいでしたが、皆さんマナー良くお待ちでした。時間と心にゆとりを持った人に許される贅沢なのかな。
帰ってきて思い返すと、よけいに満足感が高まるお料理だと思いました。