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ウィークリーN
第111回●2004年12月26日(日)

ブレイク「英語のプレゼンテーション」


 
 昨日は、年の瀬に最大の緊張を呼ぶ仕事が控えていた。
高知工科大学でのプレゼンテーションの講義であるが、今年は何と無謀にも、英語のプレゼンテーション(のさわり)に挑戦したのだ。
 
 もちろん(って威張ってどうする!)、私は英語は門外漢である。これが決まった今年の春の時点で、NOVAに通うことを決心した。続かなくなってはいけないので、家族や友人に言いふらし、途中で辞められない状況を作った。

 プレゼンテーションの講義自体は12月は「プレゼンテーション実践」と、最適な図表(チャート)選びのための「図解の技術」の2本立て。この3月に修士論文を出した経験から、チャート選びの知識も必要だと感じていたもので。

 実は11月から英語の仮想ビジネスプレゼンテーションの練習に取り組んだのだが、暗記力が落ちていることに愕然とした。A4で1枚ちょっとの文章が、やってもやっても覚えられない。日本語だと、そこらあたりのことを言っておけばいいんだけど、英語だから前置詞などもきちんと覚えないといけない。私は声を出して練習するのだが、車の中はさながらレッスン場と化した。(対向車線の人たちには1人で何か喋り続けている私は、あきらかにコワイ人だったのでは?)

 1か月以上たって、英語の自己紹介も課題だったことに気付く。(遅すぎ。)文章を組み立てNOVAの先生に直して頂くが、さすがネイティブ、言い回しが複雑だ。それを勝手にもっと簡単にする。A4で1枚半くらいをまたひたすら覚える。これも覚えられない。当日まで、ずっと練習するが、なかなかすんなりとはいかない。

 当日、友人である特別講師の中島先生にも来て頂いた。講義の主担当のB先生もご覧になっている。なんか、授業参観してもらっている小学生気分♪ところが、午後になり、英論文ご指導のH先生もいらっしゃる。ひえー!しかも、聴講して頂いている大阪教室のIさんは小学校からずっとアメリカでほとんどネイティブだとか、ドクターコースのA先生はハーバードご出身とか、恐ろしい話がポンポン出てくる。ええ?そんな中でやるんですか、私!?無謀にもほどがある…。

 しかし、自分の講義の後、「英語のプレゼンテーション」に講義が移り、ついにB先生から「では筒井さん、英語でのビジネスプレゼンテーションをお願いいたします」と神の声がした。ひょえー、ついに来た!

 覚悟を決めて壇上に立つ。設定は「海外販売代理店に対する新製品の発表」である。笑顔を意識して、始める。同じことを最初は日本語で、次は英語でやるのだ。(でないと、私だったらわからないもん。)最初はカメラで自分を映し、それからカメラをパソコンに切り替え、パワーポイントの画面にする。日本語は原稿をカンニングしつつ、楽勝。次は英語だ。カメラをまた元に切り替える。始まった。

 おっといけない、緊張で次が出てこないぞ。カンニングペーパー。ちらっと見るが、どこか緊張のあまり、わからない。ま、まずい!えーい、とにかくここらへんからリフレイン。もう、ここまで来たら破れかぶれだ!「これからの我が社の戦略は他社に負けない素晴らしいものを!」みたいなことを英語で言っていると、なんか熱が入って、自然に拳を握っていた。学部からの聴講生たちはニコニコして聴いてくれている。心強い。やはり、聞き手の態度は大事だ。

 終わった。心からホッとした。みなさんもさぞかしホッとしたことだったろう。とりあえず、ここで席に戻る。あ、自己紹介も続いてやらなきゃいけなかったのかな?でも、せっかくいい雰囲気になったから、ここでまたやってつまずいたらぶち壊しだ。自己紹介の方が長くて詰まりそうだし、もうあまりやらないほうがいいかも〜。自主撤退!

 とにかく、終わってほっとしてB先生にお礼メールを打つと「良かったですよ。自己紹介は1月末の講義にでもお願いしましょう。」とさらり。ひえ〜、やっぱりそうですか?

 こうしてまだまだ、英語自主トレの日々は続きそうです…。

 

 
   
 
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