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ウィークリーN

第135回2005年6月19日(日)

   「高校生とのふれあい


四万十川沿い

 このところ、高校から「生徒達に話をしてくれませんか」というご依頼をいただくことが増えて参りました。ご要望の内容は人間関係力の向上であったり、社会に出て役立つ人材になるためにだったり、人生のスキルアップを図るものだったりと様々です。
 私は中学・高校の教員になりそこなったクチですから、日程が合えば喜んで出かけます。直接今の高校生達とふれ合える、貴重な機会ですしね。昨年の就職セミナーも合わせると、県下の高等学校を十数校ほど訪問させていただきました。

 先日も、大正町の四万十高校(旧・大正高校)に参りました。(正確に言うと、町のコンベンションホールでの講演でしたが。)大正町は窪川町から四万十川沿いに車で約30分ほど走った、美しい山沿いの町です。お天気も良く、浮き浮きと出かけました。

 新しい、立派なホールに到着。今日は2・3年生90人が対象です。感心したのは、今時珍しいくらい、生徒達が素直でまじめだったことでした。入ってきて「こんにちは」とあいさつし、次々に着席。手を振ってくれる生徒もいて、嬉しくなっちゃいました。

ホールにて

 それから90分間、 「社会が欲しがる人材になるために」というテーマでお話ししました。通常50分間程度の授業で休み時間になる彼らにとって、90分はかなり長いと思うのですが、大人数にもかかわらずメモを取りながら真剣にきちんとこちらを向いて集中して聴いてくれました。私語や居眠りする人はまずいません。これは社会人でもなかなか難しいことです。


 学校と社会の論理の違い、就職に役立つポイント、フリーターの大変さ、自分の人生設計をすることに続いて、コミュニケーションの大切さについても話しました。最も基本的なこととして、あいさつを取り上げ、チェックシートで日頃あいさつがどの程度できているかを再確認してもらいました。点数に換算してみると、80点以上はゼロ、60点以下が半数くらい。意外とできているつもりで、できていないことが多いんですよね。

 それから面接のための、あいさつの実技指導。きちんと姿勢良く立ち、相手を見て笑顔でおじぎをします。これは全員が揃うと、とてもキレイです。

 講演が終わると、前の方にいた男子生徒が5〜6人集まってきて、「ありがとうございました」とさりげなくあいさつしてくれました。それがまた、感じよかったこと。この学校の生徒達の率直さ、人間関係力には感心してしまいました。

 近年、素直さや真面目に取り組むことをカッコ良くないと思う若い人が多いようですが、私は人間として、とても誠実でカッコいいことだと思います。こういう若者達になら、安心して社会を預けられるなぁ〜と、嬉しくなったことでした。日本の将来は明るい!かもしれないぞ。

 
 
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