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ウィークリーN

第140回2005年7月16日(土)

 「とっておきのお店〜宿毛編〜」


 このところ、ちょっと重い話題だったので、今回はグッと軽い話題を。 

 最近、幡多に関するコラムをちょくちょく書くもので、「筒井さん、今度幡多に行くんだけど、どこかおいしいとこ知らない?」などと聞かれるようになりました。
よーし、では今回はもったいないけど、とっておきのお店を教えちゃいましょう!


外観
 
  宿毛はどこも魚がおいしいのですが、私がよく行くのは、地元の友人に教えてもらった「いごっそ」です。おいしいのは当たり前、28年間、まぐろ船の船員だったというマスターのお店なのですから。そのつてで、良いマグロも手に入るのだとか。
カマトロ  おすすめは1尾に2本しかないというカマトロ。サシの入り具合がいかにもおいしそう!(要予約。)今の時期、トロカツオなどもいいですねえ。
ニンニク添え  高知では、カツオににんにくはなくてはならないものですが、ここでは大トロの握りにもにんにくがついています。どちらも好物なのですが初体験。ん〜、いける!!脂がのってて、醤油がつかない感じ。天然のマグロは甘みがあって、とてもきれいな色です。
ふわふわのお好み焼き  お好み焼きが来ました。ここのお好み焼きはすごくふんわりしていて、他では食べられないのです。初めて食べたときは衝撃的でした。高知市でもこういうのが食べられればいいのに…。

元マグロ船員のマスター

 カウンター席に座ったのですが、TVではマグロ船上のVTRが流れていました。船上にマグロを引きずり上げ、シメて、エラなどを切り出し、なんと、ホースをマグロの頭に突っ込んで丁寧に血抜きをします。

 手作業でこんなに丁寧に血抜きされているなんて知りませんでした。こうしておけば、1〜2年は保つんだそうです。マグロは2日間かけて凍らせ、最後に水をくぐらせるそうです。「そうすると表面に氷が付いて、乾燥を防ぐんですよ。」なるほど〜。

 VTRを見ていると、あれ?と思うことが。25〜6人の船員のうち、日本人は5〜6人で、後はインドネシア人なのだそうです。現場で監督をするのは日本人、作業をこなすのは、インドネシア人なのだとか。人件費を聞いて、うなりました。日本人は月25万円。インドネシア人はなんと3万円!日本人1人分で、8人雇えるわけです。うーん、ここにもグローバリゼーションの波が・・・。

 1度出航すると1年半は帰れないというマグロ船。かつて、室戸市には160隻ものマグロ船があったそうですが、今ではわずか10分の1ほどになってしまったそうです。そういえば青柳祐介の「マグロ土佐船」でも、その大変さを読んだことがあったなあと思い出しました。改めて船員さんとマグロとマスターに感謝し、キレイに食べ終えたのでした。

 
 
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