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ウィークリーN

第158回●2005年11月20日(日)

  「がんばるNPO“たびびと”」


  以前のWEEKLY“N”でも取り上げたことがありますが、久しぶりに
NPO法人「たびびと」の会に出席しました。
  ここ2年ほどは色々な行事や勉強会とスケジュールが合わず、ご無沙汰ばかりでしたが、今回はちと特別です。
  実は「たびびと」は高知で初の、NPOでの指定管理者になったのです。 高知市比島町4丁目の県立交通安全こどもセンター(交通公園)を、今後「たびびと」が管理していくことに決まり、それについての臨時総会が行われたのです。

  「たびびと」は今まで地道に高齢者・障害者に対する支援活動を行ってきましたが、今後は地域の安全にも広く活動を広げていこう!ということになったのです。

 指定管理者制度とは、住民の福祉を増進する目的のために地方公共団体が設置した「公の施設」(文化施設や公園、体育館など)の管理について、指定する管理者(民間事業者を含む地方公共団体)に管理を行わせる制度のことです。現在導入されているのは障害者スポーツセンター、塩見記念青少年プラザ、池公園などがあるようですが、今後は三位一体改革により行政の予算削減に伴い、こういった制度が広がっていくでしょう。

 交通公園は県が昨年の秋、財政危機を理由にいったん廃止を決めましたが、“何とか続けて欲しい”との声もあり、指定管理者への移行を前提に県が直営で存続させていました。指定管理者を募集したところ5団体から申請があったようですが、業務遂行能力、事業計画、管理代行料提案額などで審査した結果、たびびとが選定されたそうです。
( 正確にはまだ指定管理候補者で、今後12月議会の承認を受けて正式決定されるようですが)

 比島の交通公園といえば、40代半ばの私たちも子供の頃には、遠足などでお世話になったものです。入園料はなし。公園の中に、信号機や横断歩道があり、子供達は遊びながら交通ルールを学べます。1回100円程で、ゴーカートにも乗れます。(小学生の頃、自分が運転できるってすごく快感だった覚えがあります。)

 昔実際に使用していたSLによじのぼったり、小さな歩道橋を渡ったりして、今も子供達には人気の施設です。子供連れで気軽に安心して遊びに行けるので、保育園から小学4,5年生くらいまでの子供を持つ若いお母さん達には結構評判が良いのだとか。

 運営予算は相当厳しいようですが、それでもやっていこう!という意気込みが高いのがNPOの良さ。また今後、月に1回お話会を開くなど、たびびとならではの良さも発揮していけたらいいなと思います。この貴重な子供達の楽園が、いつまでも楽園であり続けられるように、手助けしていけたらと思っています。


 交通公園の様子 (高知県県民生活課のホームページより)

 

 
 
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