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ウィークリーN

第176回●2006年4月1日(土)

  「親から見た、高校生短期留学」


 

 先週、次女が高校主催のニュージーランドの短期留学(2週間)から、帰ってきました。今回はそのお話をしてみましょう。

 もちろん、次女は海外は初めて。でも入学時点から留学制度があると聞き、「やってみたい!」と宣言していました。しかし、親の私たちすら海外へ行ったのは新婚旅行のハワイだけ(!)という、海外とはほとんど縁のない家庭ですから、ちょっと不安でした。

 次女の高校で留学が始まったのは、ちょうど私が在籍していた20年前です。(ウソです。もう少し前です。)アメリカから交換留学生が来て学校が華やぎ、結構心弾んだことを覚えています。説明会に出てみると、今は大手旅行会社が企画・提案するんですねえ。で、今回参加したのは1年生8人、2年生2人の、女子生徒ばかりでした。

 現実感がないまま貸しトランクを借りてきて、ホストファミリーへのお土産を「お父さんにはこれ」などとあれこれ物色し(あまり高価なものは駄目だそうです)、本人がパッキングしていました。ちょうど東京の友人の息子さんもニュージーランドに修学旅行でホームステイしたとかで聞いてみると、「すごく良かったって言ってた」「うちは、ホストファミリーに手紙を書いた」と言うではないですか。そっか、お世話になるんだものなーと思い、友人に英訳を頼んだら英語ペラペラのご主人が「食べられないものは何?」とか、ちゃちゃっと英文を書いてくれて感激。

 ちょっと心配だったのですが「可愛い子には旅をさせろ」と言いますよね。家を離れることで、少ししっかりしてくれないかなーという他力本願な期待を持ちつつ、3月中旬に、いざ出発しました。行きの飛行機は11時間かかるとかで、時計を見ながら「そろそろ着いたかな」などと思っていました。

 現地との時差は、今の時期は3時間。「もし可能なら」ってことで、メールアドレスを持たせていたのですが、早速翌日の夜、メールが入っていました。
 これが、ローマ字入力なので、ものすごーく読みにくい!!でもまあ、向こうのパソコンには日本語変換がないから仕方ないですよね。苦労しながら読んだ文面には…

「変圧器がないお陰で、すべてが1日で電池が切れそうです!至急速達で変圧器を送って!持ってったのはプラグだけやったし。(;-;) 至急頼むよー。(T^T)  ファミリーは素敵な人たちです。」って、・・・顔文字使ってる場合か、オイ!?

 これを読んで、すったもんだ。「ええー、変圧器!?」…そういえばドライヤーを買いに行った時、「これは国際規格ですから、変圧器なくても大丈夫ですよ、プラグ変換だけで」と言われ、ついプラグしか買わなかったのですが…。考えてみたら、デジカメとケータイもあったのでした。えー、どうしよう!?でも、もう夜11時過ぎで先生にも旅行会社にも連絡とれないし、変圧器買って送っても、最低1週間くらいかかるだろうし…。

 あわててデジカメとケータイの説明書を調べると、幸いデジカメも国際規格で、海外でも使えるとありました。ケータイは目覚まし時計代わりに使う予定だったので、あきらめるように伝えました。翌日、「わかった。しかたないね」との返事。それから1日に1回の定期メールで、元気な様子がわかり、こちらからのメールは日本語でも読めることもわかり、助かりました。いやー、本当に、いい時代になったものです。

 ホストファミリーは小さな2人の男の子がいる家庭で、本当に温かく受け入れてくださったようです。食事はおいしかったけど、やはり日本人にはこってりしすぎでお茶漬けが食べたくなったとか。16歳でも、しっかり日本人なのねえ。(笑)
 夜型の我が家と違い、早寝早起きで9時に寝て5時に起きる(!)理想的な生活だったようです。休日には電話帳を配る仕事を楽しく家族総出でしたりで、「どれも良い体験になった」と嬉しそうでした。

 

 そして3月末、無事帰国してきた時には、ホッとしました。
感激したのは、帰りに手作りのアルバムと、こちらの家族1人1人へのお土産をメッセージ付きでくださったこと。外国からの留学生に対する「もてなしの心」がいっぱいで、見習わなくてはと思いました。
 帰ってきた次女はニュージーランドの良さと同時に、意識していなかった日本の良さも再認識できたようで、 一回り大きくなったように感じました。
 そして今…次女は山のような春休みの宿題を前に、まさに「天国から地獄」状態です。(^^;) はたして始業式までに終わるのでしょうか…?

 

 
 
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