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ウィークリーN

第185回●2006年6月4日(日)

 「高知工科大学 大学院起業家コース 起業ネットワーク発足」


 6月3日、高知工科大学大学院起業家コースの卒業生と在学生を中心に、あるネットワークが発足しました。その名は「KUT−GSE 起業ネットワーク」です。
 今でこそ起業家コースのようなものは珍しくありませんが、1999年に高知工科大学大学院に起業家コースが創設された頃は、工科系大学院での起業家コースは日本で唯一でした。
 今では卒業生も100名を超えますが、起業家コースの学生はほとんど社会人学生で、それぞれの分野で活躍している、プロ集団です。 

 設立総会は起業家コースらしく、東京・大阪・高知の3会場を回線で結んで行われ、全部で56名が出席しました。大阪会場から画面を通して、会長が就任あいさつを行いました。会長は1期生の山本貴金属地金(大阪市)の山本社長です。
 高知支部には猟銃メーカー、ミロクの弥勒社長やなかじま企画の中島社長など、高知の有名人がいらっしゃいます。卒業すると、どうしても敷居が高くなり、大学院で学んだことが遠い記憶のようになっていってしまうものです。しかし、せっかくの100名以上の異業種集団であり、卒業生や関係者間のネットワークを作れば、母校の発展や在学生支援に役立つのではないか、との声でこの会が発足しました。

 会場では久しぶりに生で、また画面越しに懐かしいお顔を拝見し、とてもなごやかに会が過ぎていきました。終了後は、それぞれの支部で懇親会です。

 高知は工科大近くの民宿で「土佐のお客(宴会)」がにぎやかに行われました。卒業生、在校生、先生方、中国からの留学生も入り乱れて話に花が咲き、それはにぎやかです。やっぱりこういう時には立食パーティーじゃなく、座敷での宴会ですねえ。膝をつき合わせ、やかましいほどの場の迫力に、自然に大声を張り上げ、どれだけの人が翌日声を潰しかけたことか…?
 私たち卒業生もとても仲が良く、仕事でコラボレーションをしたり、共同で起業したり、出張すると仲間を呼び集めて懇親会をしたりしています。仲間って、本当に素晴らしいですね。そして、こういう研鑽できる場に身を置けることのありがたさをつくづく感じます。違う年代、違う業種、違う国の、でも同じ仲間。

 これからも、置いて行かれないように必死でついて行こうっと。
私は今46歳ですが、「結構青春してるかもー」なんて思っています。

 

 
 
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