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ウィークリーN

第188回●2006年6月25日(日)

 「がんばる中学生インターンシップ2006」


 先週、四万十市で病院研修があり、このホテルに泊まりました。商店街からも歩いてすぐの「新ロイヤルホテル四万十」です。
 たまたま朝食にレストランに行った時、入り口にこんなお知らせが出ているのに気づき、足を止めました。
「6月20〜23日はレストランにて、中学生による職場体験学習を実施しております。何卒ご了承下さいませ。」
え!?中学生のインターンシップか。そう言えば、昨年度から中学生も参加が義務づけられたんだっけ…。
 中に入ってみると、なるほど、女子中学生が立って、あいさつをしていました。ちょっと心細そう。そうだよね、中学生にとっては異世界空間だものなあ。

「インターンシップ生?頑張ってね」と声をかけると、「はい」と、初めてにっこりと笑顔が返ってきました。

 せっかくなので、ホテルのインターンシップ担当のK常務にお話を伺ってみました。
こちらのホテルでは、今年度2つの中学校から、4人を受け入れたそうです。ちなみに高校生のインターンシップも3校、先生の長期研修も受け入れていらっしゃるとか。

 また、中学校に出かけていって、接客マナーの授業などもなさっているそうです。やはり地域の中で、こういう企業の社会貢献って大きいですね。

 学校によって2〜3日と日数は違いますが、カリキュラムを組み、レストランの接客や客室清掃などを体験してもらうそうです。レストランは朝7時オープンなので、2〜3日目には7時半からレストラン勤務に入ってもらうとか。

 で、次に当の中学生にお話を伺ってみました。  
彼女は中筋中学校2年生の岡田真穂さんです。中筋中学校は四万十市と宿毛市の中間にある学校で、全校生徒は37人という学校です。


「あなたはどうして、ここのホテルに来たの?」
「興味があったからです。私は将来カフェみたいなお店を開きたいと思っていて、お客様への態度を学びたいと思い、ここにお願いしました」

うん、 なかなかしっかりしています。
「インターンシップ先はどうやって見つけるの?」
「行きたいところに自分で電話を入れ、お願いします。受け入れてもらえることになったら、学校が動いてくれます」
へえ、生徒主体なんですね。 それはたいしたもんだ。
ここ以外にも生徒達は、お菓子屋さん、美容室、幼稚園、ハンバーガーショップなど、様々な所へインターンシップに行っているようです。

「実際、インターンシップに来てみて、どう?朝とか、大変じゃない?」
「いえ、今日は家を7時半に出ましたが、普段はバレー部で7時ですから大丈夫です。」
「でも、お客様への気づかいが大変だと実感しました。聞かれたことには答えなきゃいけませんし、大きな声であいさつするとか…2日目ですが、まだ緊張してます。」

「楽しいことは何かあった?」
「調理場で、漬け物やみそ汁の盛りつけをさせてもらったのですが、きれいに仕上げるのが楽しかったです」

「学校では、体験発表とかするの?」
「はい。感想をまとめて、何人かが発表します。2年生はインターンシップ、1年生は川の調査、3年生は福祉施設での体験と、全学年が発表します」

 うーん、中学生のインターンシップも、なかなか頑張っているなあ、と感じました。この頃からこうして職場体験することによる意義は大きいでしょうね。大変だろうけど、インターンシップを体験する学生のみなさんにはぜひ良い糧にして欲しいなと願いつつ、ホテルを後にしたのでした。
 最後に岡田さん、K常務、お忙しいところ、どうもありがとうございました。

 
 
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