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高知の夏の祭典、よさこい祭りが今年も行われました。高知市内で前夜祭、本祭2日間、、後夜祭(全国大会)の4日間、15の競演場で187チーム、2万人の踊りが繰り広げられました。
今回、私は家から近い、万々競演場に出かけてみました。 |
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焼けつくような暑い日差しの中、どのチームも汗だくで踊っています。長い競演場では1km近くも練り歩かなくてはいけません。地方車から大音響で流される音は振動がすさまじく、体にドンドン響いてきます。隣の人の声が聞こえないので、メールで会話するほど。見る方もうちわを手に、扇ぎながらです。 |
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面白い光景に出会いました。道路は封鎖してあるのですが、路線バスだけは通るので、そのたびに踊り子は踊りながら片側へ寄ります。なんだかバスも肩身を狭くして遠慮して通ってる感じですね。(笑) |
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この踊り子さん達、朝は美容院に行ってから集合です。美容院はこの時期、早朝5〜6時からオープンし、戦場のような騒ぎだとか。よさこいの人出予想は115万人以上。阿波踊りが130万人ですから、大したものです。よさこいが高知にもたらす経済効果は、馬鹿にならないのです。 |
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ある踊り子さんが衣装を着て朝歩いていたら、「踊りに行くが?がんばってね」と知らない人たちから5人くらいに声をかけられたと、嬉しそうに語っていました。違う世代の間にも共通語としてコミュニケーションを成立させることができる「よさこい」。本当に素敵です。 |
何十年も踊った体験のある人に聞いてみると、「暑いさなかに練習を重ねて、本番で疲れても途中でやめることができん。みんなに迷惑をかけるきねえ。よさこいを踊ると、忍耐力ができるし、やり遂げた後の達成感で、またやりとうなるがよ。」とのことでした。
これって…ついこの間、私が書いたコラムにつながりません?ひょっとして、今の子供達に忍耐力をつけさせるには、よさこいが一番なのかも!?
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