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第231回●2007年4月29日(日 )

    百合の花の楽園

 

 先日、高知市内のある会社に出向き玄関をくぐったら、たくさんの百合の花に迎えられ、春らしい とても華やいだ気分になりました。

 百合は花束の中でも、メインの花として使われることが多いですよね。大ぶりなものは高価で、なかなかいっぺんにこんなにたくさんの百合を見られることはありません。

 玄関には、かぐわしい匂いがいっぱい満ちていて、とても贅沢な気分になりました。

 この会社は長浜の中村農園さん。百合の球根を農家に販売なさっています。せっかくなので、完成したばかりの試験栽培ハウスも見学させていただきました。ハウスといってもご覧のように、かなり大規模なものです。
 百合を出荷する農家は花が開く前に刈り取るので、どんな花が咲くのかわかりません。そこで、実際に花を見てもらおうと栽培していらっしゃるのだそうです。
 ハウスの中には約2万本、170品種もの百合が順番に花を咲かせています。球根の輸入業者として展示・栽培しているのは、世界中でもここだけなのだとか。

 百合は水と温度管理が大事だそうです。最低気温と最高気温の温度差が5度以内が理想なのだとか。聞いただけで大変そうです。黒いパイプは自動で水やりをする機械です。

 6月6・7・8日の3日間には、このハウスを無料で一般公開なさるそうです。ちょうどその頃、このあたりの百合は満開でしょう。楽しみですね!

 ここのホームページは世界中からアクセスされ、スペイン語や英語にも訳されているそうです。しかし意味が微妙に違っていたりしたので、今では英語バージョンも作られたとか。百合の図鑑は見応えがありますよ。
 花は今やワールドワイドなビジネスなのだなあ、と教わりました。

 

 

 
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