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第242回●2007年7月15日(日)

    「台風一過の鏡ダム」

 
 台風一過、という言葉がふさわしい今朝の青空。日差しが痛いほどです。台風4号の影響は、皆様の所ではいかがでしたか?
 高知市では幸い、たいした被害はなかったようで、ホッとしています。
 少し郊外に車を走らせると、昨日の大雨で、川が増水していました。つい先日まで渇水が心配されていたのですが、やっぱり台風はすごい。渇水で有名な早明浦ダムの貯水率も、1日で50%以上上がって100%になったそうです。(でも2005年には、わずか1日で0%が100%になったこともありましたからねぇ。)

 ところで、四国最大の早明浦ダムが渇水になると「さぞかし大変でしょう」と県外の方からお見舞いメール等を頂きます。でも、実は高知県民が困るわけではないのです。早明浦ダムは四国四県へ水を供給していますが、徳島県に48%、香川県に29%、愛媛県に19%、高知県はわずか4%しかなく、地元民に対してはゼロ。高知にあっても、高知のためではないダムなのです。
 高知市の水瓶はここ、鏡川上流の鏡ダムです。しかし鏡ダムも4月〜6月は少雨で、自主節水 になったりしていました。さすがに台風の後なので、満水だろうと思いきや・・・
 意外やそうではありませんでした。今日現在で71.1%の貯水率。(高知県水防観測情報より。)流木で一杯なのは、やはり台風の影響でしょうね。高知県民はあまり水を大切にしないと言われています。たとえばうがいの時に、香川では止水するのに高知ではジャンジャン流すとか・・・。気をつけなきゃいけませんね。
 
 川に放水しているのをダムの上から見たところです。まさに奔流、といった勢いでゴウゴウと水が流れ、見ていると吸い込まれそうになります。
 下流の堰でも、今日は遊泳禁止。
でももうすぐ、夏休みの子供達の歓声であふれることでしょう。本格的な夏の訪れになりそうです。
 
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