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第257回●2007年10月29日(月)

   「秋の広島」

 
 この週末は、広島へ交流分析の大会に出かけました。
私は広島は初めてだったのですが、話しことば協会で知り合った交流分析を学ぶ仲間達5人で、秋の広島を楽しんできました。
 まずは定番のお好み焼き。1日目、大会前に人気店で並んで味わいました。ボリュームもあり、さすが。

 2日目、大会が終わって、宮島に案内してもらいました。名物のあなごめしは、さっぱりしていて香ばしく、「あなごってこんなにおいしかったのか」と見直しました。
 厳島(いつくしま)神社のある厳島(宮島)は俗に「安芸の宮島」と呼ばれ、日本三景の一つとなっています。海に浮かぶ厳島神社の鳥居は有名ですよね。宮島はかつて「神の島」と呼ばれ、古代より島そのものが神として信仰の対象となっていたそうです。
 偶然、花嫁行列に出会いました。古式ゆかしい雰囲気が、とてもこの場所に似合っていて、いいなあと感じました。
 現在の社殿は平安時代末期(1168年ごろ)に、平清盛が造ったそうです。かれこれ840年も前ですよ!現在は、ユネスコの世界遺産(文化遺産)ともなっています。
 友人達と「すごいねえ」「ここからの景色が良いね」などとワイワイ言いながら廻廊を回りました。地元の友人Kさんがおもてなし精神をフルに発揮し、ガイドを務めてくれました。
 いつもTVや写真では、海に浮かぶ社殿しか見たことがなかったのですが、行った時はたまたま干潮で、こういう状態でした。でもまあ、こういうのこそ生で見る「現実の姿」ってもんです。(笑)
 歩き疲れて足が痛くなったので、裏路地にある「瑞楽」というおいしいお茶を出してくれる店に入りました。なんとまあ、ここは昨日オープンしたばかりだったそうです。ご縁ですねえ。
 店内は昔を思わせるほっとした雰囲気で、抹茶と柿ようかんを頂きました。京都の西陣織を使った手作りの小物もディスプレイされていて、「先週まで普通の主婦だった」という女将さんとしばし話し込んでしまいました。
 私はあまり旅行が好きではないのですが、気のおけない友人達とこうしてゆっくりとした時間を過ごせたのはラッキーでした。
 こうして、夕暮れの宮島を後にしたのでした。
 
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