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第275回●2008年3月2日(日)

 「新・高知駅 出発進行!」

 2月26日、線路の高架化に伴い新しいJR高知駅がオープンしました。
ちょうどその日、香川の看護学校に行ったため、新しい駅をあちこち見てきました。
 これが北側の入り口です。今まで入り口は南側にしかなかったのですが、これからは北口・南口と両側になったので、北側に住む人たちにはとても便利になりました。
 当日は朝から、新駅舎落成の記念式典を行っていました。私が行った時には、ちょうどお祝いのよさこい踊りが披露されていました。駅員さんも顔を緩めて見守っています。
 尾ア知事や岡崎市長など、たくさんの来賓がお祝いのテープカットやくす玉割りで、新しい高知駅の出発を祝っていました。鉄道ファンも詰めかけ、駅のコンコースはごった返していました。
 それにしても自動改札機が、四国で初めて導入されたというのは驚きでした。もうとっくに導入されたと思っていたのですが。全部で5台あり、真ん中の通路は車いすでも通れる幅です。
 構内や列車のアナウンスでは、「切符の裏が◯色の物は自動改札機を通れます…」など、懇切丁寧に説明していました。
 「そう言えば、旧駅はどうなっているの?」
実は、以前の入り口からも、新駅には行けるのです。
 前の改札口はすっかり取り払われ、通路の足下にその痕跡を残すだけになっています。多くの方が、南からも行き交っていました。
 現在は 旧ホームをまたぐように、仮設の通路ができています。ここからの光景は以前は目にできなかったものですから、ちょっと不思議な感じです。
 新駅に戻って…。ここは駅構内の東側にある、お土産コーナーです。喫茶店やキオスクが並んでいる奥の一角に、実は高知ならではのお店があります。
 アンパンマンショップ、「アンパンマンテラス高知」です。高知県出身の漫画家やなせたかしさんのご縁で、ここは東京汐留、横浜に続く開店だそうです。店内には、靴や食器まで850〜1000種類ものグッズをそろえています。アンパンマンマーチがホームで流れる高知駅ならではですね。
 この店には、アンパンマンのビデオが流れる、遊べるコーナーもあります。これは小さい子供は喜ぶでしょうね!親子が一緒に、ビデオを見ている様は微笑ましかったです。
 トイレは、売店の奥にあります。駅のトイレが新しくてきれいなのは、本当に助かります。オムツ替えの台もあり、若いママ達には助かることでしょう。

 個室の中はこうなっています。手をかざして流す清潔なトイレ、折りたたみ式の荷物置きと通常のフックもあり、荷物が多い時も助かります。
 北側にある、みどりの窓口です。ここで帰りの切符の時間を変更してもらったのですが、なんと2枚のうち1枚しか手続きできていなくて、帰りに大変でした!しかし帰りの駅でも、手落ちに対して一言のお詫びもなし。さすが、非を認めないJRです。(苦笑)
 自動改札を抜けると、大階段があります。上り・下りでここから右と左に別れるのですが、その表示が見あたらなくて、間違ったホームに行ってしまった人もいました。
 駅員さんがたくさんホームにいたので、訊けばすぐわかるのですが、列車の時間直前だとあわてますよねぇ。
 ホームは高知県産の杉を8000本を使った大屋根、「くじらドーム」で覆われています。予算削減の折、「本当に必要なのか」とも言われたそうですが、費用を高知県がもつことで落着したとか。
 列車に座ると、今までとは少し違う高さからの眺めが窓に広がりました。見慣れた町を、列車はすべるように走っていきます。
 帰りは夜になりました。くじらドームが、灯りに照らされて温かく「お帰り」と言ってくれているようです。ただ単に必要な交通機関としてだけでなく、ホッとするようなこういう眺めはいいなあ、と感じたのでした。

 
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