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第284回●2008年5月4日(日)

 「国道194号線を上って

 みなさま、ゴールデンウイークをいかがお過ごしでしょうか?
私は家族で、主人の里(旧:吾北村)に帰っていました。とても良いお天気で、きれいな仁淀川に沿って、車を走らせました。「山紫水明」(さんしすいめい=山や川の景色が美しい)って、まさにこのことです。

 いの町の橋には、たくさんの人だかりが。そうです、今はいの町主催のイベント「仁淀川 紙のこいのぼり」が行われているのです。

 澄み切ったきれいな仁淀川を泳ぐ、紙(不織布)でできた約200匹ものこいのぼり。平成7年に始められたこのお祭りは年々盛り上がりを見せ、平成12年には「第4回ふるさとイベント大賞自治大臣表彰」を受賞したそうです。
 橋の上には、カメラを手にした人たちが一杯でした。今年は直前に大雨もなく、川が澄んでいて、とてもきれいでした。清流というと四万十川が有名ですが、水のきれいさで言うと、仁淀川の方が上回っていると聞いたことがあります。
 キャンプ場では、たくさんのカヌーが出ていました。じりじりと照りつける太陽に、気持ちよさそうです。
 橋から30分ほど走った旧吾北村の思地(おもいじ)で、道路作業員の方に車を止められました。「どこまで行くが?」
 ああ、そうか。この先の道は土砂崩れで、通行止めになっていることを思い出しました。
 また15分ほど走ると、「グリーンパークほどの」との分岐点です。
標識に大きく「通行止め」という看板が付けられています。崩落の場所はここから遠くないと聞き、行ってみようと車を走らせました。

 国道194号線は、高知県中央部と愛媛県東予とを結ぶ最短ルートとして知られています。194号線の県境は、平成11年に開通した寒風山トンネル(5000メートルを超える長さ)です。

 道路は、「新大森トンネル」の南側で通行止めになっていました。

 崩落場所は、遠くからでも大規模なものだとわかるほどでした。山肌が見え、木々がなぎ倒されています。自然の力のすさまじさを見せつけられた思いでした。
 実は194号線では2004年にも土砂崩れが発生して、道路が土砂に埋まってしまった過去があります。いの町本川地区へ行く場合は、土佐町〜大川村経由等のルートがあるようですが、どれだけ地元の方々は不自由なさっていることでしょう。
 ふり返ると、眼下に小さくさっき通ってきた道路が見えました。ここまで、道路をつけたのはすごい。でも、まだまだ復旧は先になるようです。少しでも早い復旧をお祈りします。

 人間の力は偉大で、そしてちっぽけでもあるのだと改めて感じさせられました。

 
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